【緊急】あべ俊子文部科学大臣あての「学費値上げを止めるための緊急の予算措置を求めます」との要請書を伊藤学司高等教育局長に手渡しました。
9月に東京大学が、学生や大学人の反対を押し切って学費値上げを発表しました。
国立大学では、2019年以降、東京工業大学、一橋大学、千葉大学、政策研究学院大学など7大学で学費が値上げされています。
私立大学でもこの間、早稲田大学、慶應大学、明治大学、立命館大学、同志社大学などで値上げが相次ぎました。
日本の高等教育予算は、OECD(経済協力開発機構)の中でも「最低水準」が長期に続いています
しかも政府は、2004年の国立大学法人化後、1600億円も運営費交付金を削減しました
残念ながら、高等教育局長は、“大学の判断”というスタンスで、
値上げを止めるとは言いませんでした。
先の総選挙では主要政党のすべてが高等教育について、「無償化」「負担軽減」などを公約に掲げ、石破首相も、自民党の総裁選で「国立大学・高専の無償化」を公約しました。ちゃんと実現するべきです。
政府として、値上げではなく、値下げに向けて踏み出し、高等教育の無償化をすすめることを強く求めます。