もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
レポート

名古屋入管ウィシュマさん死亡事件、国家賠償請求訴訟第14回弁論を傍聴

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名古屋入管ウィシュマさん死亡事件、国家賠償請求訴訟第14回弁論を傍聴しました。
ご遺族、弁護団は、低栄養、脱水(つまりは飢餓状態)によってウィシュマさんは命を奪われたことを強く主張。
 
2月15日の尿検査結果でも飢餓状態の数値が出ていました。
ウィシュマさんが、点滴を求めても、亡くなるまで点滴はなされませんでした。救急車を呼ばなければならないと強く思う時も何度もありましたが、呼ばれませんでした。
名古屋入管の責任は重大です。
 
ウィシュマさんがお亡くなりになり、3年半以上たっているのに
いまだに国は、名古屋入管でのウィシュマさんのビデオ295時間(亡くなる2週間の映像記録)の98%をご遺族に渡していません。
真実を隠すな!
名古屋入管で何があったのか、真実を明らかにするために開示をするべきですし、裁判官は開示を求めるべきです。
 
さらに国は、ご遺体の鑑定書の医師の名前等を塗りつぶして資料を提出しました(検察が名前等を塗りつぶして提出したようです)。
弁護団が主張したように、どこの誰が書いたかわからない鑑定書が証拠としての信頼性があると思っているのでしょうか?
 
裁判官も「一般論だが、鑑定書の信頼性を言及する場合、(名前等)当然把握することが前提。明らかにしていただくべきもの」と裁判の中で述べました。
 
ウィシュマさんの命を奪った国の責任を認めさせ、
命と尊厳を軽視する入管を変えるために引き続き、皆様と力を合わせてまいります。
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