もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
レポート

石川県第30回災害対策本部員会議

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1月27日の石川県第30回災害対策本部員会議の被災自治体の市長さん、町長さんの発言をご紹介します。
仮設住宅の建設が非常に急がれます。国の総力を上げた支援が必要です。
 
🔷輪島市長 発言要旨
・感謝
・復旧仮設住宅の着工、これまで未着手だった町野地区の着手に知事からお話があった。感謝。一日中でも早く避難者が地元に戻れるように引き続きの着工をお願いしたい。
・孤立については概ね解消。実質解消。引き続き、注意をして避難を進める。1地区が解消された。
・力を入れている1・5次、2次避難については、比較的順調にマッチングが進むようになってきた。本日までに実質の申込者は、キャンセルもあり、1968名。避難済みは72%の1425人。待機者は543人、28%。ここまで進んできた。
・建物被害認定調査は昨日までで686軒。まだペースが遅いが、ここからのびていくと思っている。
・ライフライン、電気はまだ2000戸残っているが、概ね停電の解消ができてきている。
・水道については、東京都の力を借りながら、順次頑張っている。まだ、昨日現在275戸。まだ2・4%しか通水ができていない。
・一つだけお願い。昨日、避難所に行った時に、ランドリカー、洗濯をしたいという声が何軒か寄せられた。ぜひ手配をよろしくお願いしたい。
 
1月27日 石川県第30回災害対策本部員会議
🔷珠洲市長 発言要旨
・感謝。
・災害廃棄物の処理にかかる市町の財政負担について、この度の大震災は規模が大きいので、負担割合を2・5%よりもさらに軽減していただきたく切にお願いしたい。
・生業再建、被災事業者の再建支援について。事業の再開に向けて、店舗、事務所、工場、設備の復旧についてはもちろんのこと、社員、従業員が自宅も大きく被災し、市外に避難をしている事業所が多くある。マンパワーの確保、雇用維持するために社員寮や仮設の住まい整備にかかる費用も補助対象にすることを何卒お願いしたい。
 
1月27日 石川県第30回災害対策本部員会議
🔷穴水町長 発言要旨
・避難者の数は1090名、避難所32ヶ所。
・1・5次、2次避難者の数は、今日現在で94名。
・水道の復旧について上水道契約戸数の32%が復旧した。引き続き作業を進めていく。小規模水道、営農飲雑用水については、16ヶ所の復旧作業中。
・仮設住宅の申込み状況、現在438件。
・罹災証明にかかる住家被害認定調査は1801軒が終了、進捗率は30%。証明書の発行は207件。うち49・5%が半壊以上。
・町立学校について、穴水中学校、向洋小学校については始業式を行い、授業を開始することができた。穴水小学校は29日より開始予定。穴水小学校の仮校舎建設に向けて現在、文科省と協議を進めている。
・町内のケーブルテレビについて、現在、町の東側全域で視聴できない状態。総務省、施工事業者のご協力のもと、復旧に当たっているが、資材の調達に時間がかかっていると報告を受けている。到着し次第、早急に復旧作業を行っていきたい。
・本日からボランティアの受け入れを開始することができた。感謝。今後、多くの方々がボランティア支援として入られると思う。町としては被災者のニーズにうまく繋げて活躍の場を提供できる様に努めていきたい。
・感謝。
 
1月27日 石川県第30回災害対策本部員会議
🔷能登町長 発言要旨
・感謝
・避難者数1049人、前日から19名が減少。避難者の減少傾向としては、かなり鈍ってきている。
・断水解消は累計971戸。前日から46戸の増。復旧率は15・6%。ようやく大台が見えてきた。徐々に復旧に向けて進んできており、大きな避難所、小中学校にも水道が利用可能な状況になってきている。
・一方で、特に下水道施設の復旧はなかなか先が見通せない状況。公共(下水)、農業排水、漁業排水、いずれも先に向けてご支援を重ねてお願いしたい。
・仮設住宅について、申込件数は昨日までに477件。現在66戸が着工し、今月末までに32戸がプラス着工される。具体的な要望を町からもしているが、いつ入居が可能となるのかについて、町民の皆様に早期にお知らせをしなければ、避難所生活が長期化してしまう。一層のテコ入れをしていただき、情報を提供していただきたい。
・復興について、日々の応急対応に追われ、なかなか先を見通した絵をかくことが困難。しかし、住民の皆様に復興の基本方針をお示しすることが遅れれば遅れるほど、さらなる人口の流出が懸念をされる。ここに向けては県全体、奥能登地域で全体で整合性の取れた方針を立てていくことが必要だと思っている。ぜひ石川県様のご助力を何卒お願いしたい。
 
1月27日 石川県第30回災害対策本部員会議
🔷七尾市長 発言要旨
・感謝。
・本日、環境大臣にし尿処理施設やごみ焼却施設をみていただいた。環境衛生の現状を知っていただけた。斎藤経済産業大臣にも七尾市に来ていただき、市から要望、七尾商工会議所との意見交換、被災されている一本杉通り、和倉温泉等を見ていただいた。県においては県水の通水の具体的な日を示していただき感謝。これを元に七尾市の通水の状況を市民に知らせていきたい。
・本日から災害ボランティアの受け入れが開始。17人体制4班体制の6件の対応をしていただいた。ボランティアの要望については受付件数が346件、まだまだこれから復旧に向けて取り組んでいく必要があるので、引き続きよろしくお願いしたい。
・断水の解消は前回よりも114件増え、5925件、率について28%が解消となっている。
・罹災証明、七尾市は1万件を超えた。これによって税務課の対応職員等がほとんど罹災証明の対応。市民税の申告期限の延長を行っている。これを行うことによって、今後、非課税世帯の支援策のが判断するのが難しくなるのではないかと思っている。おそらく輪島市さん、珠洲市さんもそういう状況名のではないか。その対応についても今後検討していただければありがたい。
・コロナ患者が増えている。聞くところによると支援ナースの支援が2月2日まで、そのあとは奥能登の方にいくと聞いている。できれば、感染が広がることによって、一部職員にも感染が広がっている状況で、これからの復興に向けてネックとなるので、その対応についてもお願いしたい。
 
1月27日 石川県第30回災害対策本部員会議
🔷志賀町長 発言要旨
・感謝
・避難者の数は少しずつ減って、町内の通水が拡大し、その影響だと思っている。
・現在、罹災証明について、想定数の88%まで申請が済んでいる。調査の方が滞っており、調査済みは想定の15%ほど。さらなる人員を増強して調査をすすめていきたい。
・断水は、日水協の皆様のご協力によって、今現在、町内全8800戸のうち47%上水道については通水できている。下水道についてはまだ調査段階。今後、上水、下水、一体となって、復旧に当たっていただく体制となっているので、引き続きよろしくお願いしたい。
・仮設住宅について、昨日、トレーラーハウス10台が富来地域に入った。来週もう10台が入る予定。住民の皆様、大変立派なトレーラーハウスが来て大きな期待を寄せているが、引き続き、予定している建設地への仮設住宅の方、進めていただきたい。
・要望事項。今現在、上下水一体となって復旧を進めると申し上げたが、今日の知事の会見の中でもおっしゃっていたが、能登には公共下水道以外の排水施設が大変多い。本町にも農業集落排水を導入している地域が16地域あり、コミュニティプラントや浄化槽も利用者が大変多い状況。そちらは未だ調査段階で、人員も限られている。今後、農業集落排水やコミュニティプラント浄化槽も復旧を加速させていくためにも、農林水産省や伊藤環境大臣の環境省の方からも後押していただいて、復旧を進めていただきたい。
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