もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
レポート

石川県第26回災害対策本部員会議

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1月19日16時〜 石川県第26回災害対策本部員会議
 
🔷輪島市長 発言要旨
・支援に心から感謝
・1.5次と2次避難の合計が申し込み者が2700人を超えた。ですが、避難者数は986人と36%。全体の避難者数は4800人ほどで、60%ほどが減っている。
・ライフラインについては停電が解消しないということで現在もまだ4800戸、約44%が停電中。引き続きどうぞ、よろしくお願い。
・水道は、断水の解消に向けて順次通水試験などを行っているところも一部にはある。
・応急仮設住宅については、18日、昨日で申込みの締め切りを行い、4,066件となっている。
・2点お願い。1点目は2次避難について問題が発生。2次避難先の調整、ホテルの割り振りなど難航している状況。まとまった人数を送ることが今現在困難。1034人が待機していて、なかなか2次避難ができない状況。避難する方の宿泊箇所の確保について、できる限り早期に、できたら前日までに食事の提供ができる施設の十分な確保をお願いをいたしたい。食事なしのホテルを当日に提案されて弁当等の手配ができないということで、なかなか2次避難の段階で行かないという話が出てくるという状況が生じている。また、駐車料金が発生する(2次)避難所があり、その情報は当日にしかわからないという状況で、早めの情報提供をお願いをいたしたい。駐車料金などが発生する場合には、そこも含めての支援をお願いいたしたい。
・2点目は、輪島市の地場産業。これは全て被害を受けたところ全部そうなんだが、地場産業の復旧・復興について、過去の前例にとらわれない本当にご支援をお願いをいたしたい。朝市に代表される観光とか輪島塗、農林漁業、酒蔵などの地場産業が全て壊滅的な被害を受けており、まして再建の見通しは立っていない。とりわけ復旧はすごく遅れそうなのが漁業。県内の水揚げ量はトップクラスで、輪島市にとって大切な産業。この地震で地場そのものが隆起しており、港の機能がほとんど失われているという状況。港の復旧には相当の時間を要すると思われる。輪島市の管理している漁港もあるが、まずは県が管理している輪島港、鹿磯港、この復旧を早期に着手していただいて、大切な生業を守るために、権限代行も含めてご検討をお願いする。
 
1月19日16時〜 石川県第26回災害対策本部員会議
🔷珠洲市長 発言要旨
・感謝。経済産業省、総務省においては、郵便局の機能の回復に向けてご対応いただき、心から感謝。
・本日、非常災害指定、知事のご尽力に改めて感謝。
・昨日も申し上げたが、上下水道の一体となった復旧について、道路も含めて珠洲市に代わって国が執行いただくよう改めて要望を申し上げたい。
・発災からもうすぐ3週間となる。避難所の運営、物資の供給、在宅避難されている方のこと、なんとかなっておるが、町の風景は1月1日の午後4時10分から何も変わっていない。せめて生活道路を塞いでいる倒壊家屋の処理を進めないことには市民の皆さんの心も前向きにならないと思う。倒壊家屋の迅速な処理に向けて石川県のご指導、ご支援を何卒よろしくお願いする。
・応急仮設住宅、現段階で確保可能な土地で、建設可能な戸数1800戸あまりとなっている。これでは到底足りないので、耕作放棄地の地主の方との交渉も鋭意進めてまいりたいと思っているが、何卒県有地、特別支援学校のグラウンド、飯田高校のグラウンドをはじめ、県有地についても応急仮設住宅の用地としてご協力を何卒よろしくお願いしたい。
・孤立集落、行き来が可能となり、孤立は解消された。実際、その地域の方が先ほど、市役所まで車でお越しになった。3、4時間かかったということで、行き来ができるようになったということで、元気そうで何より。孤立集落は解消したと認識。
 
1月19日16時〜 石川県第26回災害対策本部員会議
🔷穴水町長 発言要旨
・避難者の数は1652名、避難所の数は39ヵ所。
・昨日までに応急危険度判定が終了。調査件数6358件、危険判定が2310件、全体の36%、要注意判定が1855件、全体の29%。
・罹災証明に係る住家被害認定調査については昨日までに743件、進捗率は12.4%。
・仮設住宅受付数196件。次の建設地を町民農園、交通公園を選定。さらに、次の候補地を住吉、諸橋、兜に選定したい。
・水道の状況、一昨日示された国、県の復旧見通しを共有し、さらに前倒しできるよう作業を進めてまいりたい。一方で、町内の小規模水道20カ所、営農飲雑用水5カ所については復旧の目処が全く立っていない状況。調査及び修繕に圧倒的なマンパワーが足りていない状況。何卒、人的支援をお願いする。
・町立学校について、穴水中学校は3年生については対面とオンラインを取り入れたハイブリッド形式で17日から授業を開始した。同様に、1、2年生についても24日から授業を開始できるようタブレットやポケットWi-Fi等を配布する準備を進めている。向洋小学校についてはあっせんいただいた富山県瓦工事業協同組合が、校舎及び体育館の屋根瓦の応急復旧作業のための現地調査を昨日行い、引き続き作業を進めていく予定。校舎、屋根の応急復旧や水道管の一部修繕により使用可能となる予定。穴水小学校については震災により鉄筋コンクリートの柱が変形、鉄筋がむき出しの状態となっており、1月12日に文科省そして15日に建築設計事務所による構造検査を実施。結果として、耐震性能は有していないという判断。また、防火扉の変形、排水管の破断、エアコン室内機能の落下、職員室床面の沈下などの被害を総合して、現状では安全を確保できないという判断になっている。当面校舎の活用ができないため、穴水中学校の空き教室等で授業再開に向けて準備をしており、仮校舎の建設を今後文科省と協議を行っていきたい。向洋小学校、穴水小学校ともに24日の授業再開を予定。
・ご支援に感謝。
 
1月19日16時〜 石川県第26回災害対策本部員会議
🔷能登町長 発言要旨
・孤立集落は、一昨日に解消。自衛隊さんはじめご協力いただきました皆様に感謝。
・避難者数は、前日から47名減の1,461名となりまして少しずつ減少。
・断水の解消は累計で393戸で、前日から24戸の増。限られたマンパワーの中で全力で水道の復旧に当たっているが、進捗状況についてはなかなか厳しいものがある。
・下水道施設の復旧については、上下水道の一体的復旧が一つのキーワードとなっているが、特に下水道施設の復旧については現時点で大きな進捗がなく、大きな課題となっている。公共下水道については、被災直後から国交省さんにご審議をいただいているが、一方、農業集落排水、漁業集落排水については、この地域への調査日程が具体化されていない。また、浄化槽についても、避難所及び学校等の公共施設等を最優先に復旧することが必要。水道のみならず下水道施設の迅速な復旧に向けてご支援を重ねてお願いを申し上げる。
 
1月19日16時〜 石川県第26回災害対策本部員会議
🔷七尾市長 発言要旨
・ご尽力に感謝。
・罹災証明の申請件数が前回よりも239件増えて7,949件。現地調査は、累計303件。
・断水の解除の状況、新たに287件解除になり、解除世帯数はトータルで4,041件ということで、全体の2割弱が解消された状況。
・非常災害復興法の適用ということであるが、和倉温泉の護岸がかなりダメージを受けている。この辺においても、国、県の権限代行をお願いしたいと考えている。
・仮設住宅の着工のお話、感謝。これに関して、東日本大震災の時には日本赤十字社から支援物資として6点セットというものがあった。洗濯機、冷蔵庫、テレビ、炊飯器、電子レンジ、電気ポットというものが、また日本赤十字社の方で手当ができるかどうかというところの確認もお願いできれば。
・壊れた建物の公費解体の費用の関係、住んでおられる方の公費解体については県の補助があるが、空き家に関しては今のところ補助はないという状況で、県の補助があることによって国の補助が増す。倒壊されている建物の早期の解体撤去が復興のスピードにつながると思うので、よろしくお願いしたい。
・個人事業者で日々のお金が入ってこない、生活が苦しいというようなお話も聞いており、手当をお願いできれば。
 
1月19日16時〜 石川県第26回災害対策本部員会議
🔷志賀町長 発言要旨
・連日のご支援に心から感謝。
・避難所数、避難者数ともに減少傾向。少しずつ避難所の集約、そして避難者の減少が進んでいると見ている。
・避難所の解消とともに、今進めているのが学校の再開。来週月曜日22日から志賀地域の小学校、中学校、給食も含めた通常に近い形での再開を目指して準備。今のところ、順調に準備が進んでいると聞いている。富来地域の小学校、中学校に関しては、25日からの再開に向けて準備を進めており、こちらも給食も含めた通常に近い形での再開を目指している。被災した学校への資機材への支援、具体的にはプリンターなど多くのものが破損している。そういったものへの支援をお願いしたい。
・多くの方々に人的支援をいただきながら進めている上下水道の復旧について、今、現在大方のめどが少しずつ示されてきた。早いところでは1月下旬、9割近くは2月下旬には解消できるのではないかというふうに目処が示された。遅いところで3月下旬になるのではないか。今以上のさらなる人的支援、人員の増強をした上でのめどとなっている。いま、宿泊施設等の確保も町の方で進めているが、さらなる人員の増強をお願いしたい。
・応急仮設住宅の建設予定地を県の方に示しているが、まだ着工の話が来ていない。早期の応急仮設住宅の建設をお願いしたい。
・来週頭にお願いしていたトレーラーハウスが10台ほど入る予定で準備を進めている。感謝。
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