日本共産党武豊支部の皆様と日油武豊工場での爆発事故について、火薬類製造を所管する経済産業省産業保安グループ鉱山・火薬類監理官付の担当者から聞き取りを行いました。
結論としては、今回、爆発した配管等は、火薬取締法で許可した設備ではなく、その周辺設備ということで地元の警察と消防の調査報告書を待って、経済産業省でも検証していくとのことでした。
製造していたのは、防衛用、ロケット用、ハッパ用(トンネルを掘るときに使うものなど)の製品の原料になる火薬類とのことでした。
火薬取締法上で許可した施設については、経済産業省が年1回点検をしているとのことで、2023年2月に監督しており、問題はなかったとのこと。
配管部分は、経済産業省の所管ではなく、危険物取扱にかかるもので消防の所管とのこと。
武豊支部の方々からは、日油武豊工場では12式地対艦誘導弾改良型が大量に最終組み立てされると言われているが、今回の事故でも大きな爆発音と振動があった。工場の近隣には人が住んでいる。こうしたところで大量のミサイルの製造はやめてほしい、と語られました。
三菱重工小牧北工場が開発中のものですから、まだ完成していないので当然ですが、日油武豊工場からは、まだそうした申請は出ていないとのことでした。
本日22日、日油がホームページで「武豊工場における配管破裂事故の発生について(第2報)」がアップされました。
日油武豊工場から聞き取りを行った際はわからなかった工場内の物的被害が書かれています。
「・物的被害 配管設備及び近接する建物の一部(壁、窓、扉等の損傷)
車両2台(近隣駐車車両の窓ガラス等の破損)
・近隣への被害 確認中」