もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
レポート

外国人技能実習生についての要請に同席

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SNSなどで外国人労働者の相談を続けている榑松佐一元愛労連議長が、外国人技能実習生が不当に解雇されたり、帰国をさせられたりしており、出入国在留管理庁や厚生労働省、技能実習機構が、実習生を守る立場で、動くよう要請し、私も同席しました。
 
外国人技能実習生は、技能を習得するための実習生であり、能力を高めるために実習しているのに、「業務上の能力が不足しているため」と解雇した事件があったとのことで、技能実習機構が対応し、不当な解雇を撤回させるよう求めました。
 
「社内検品を通過して納品された製品に不良個所があり、月給全額を返すか帰国するか求められた。」との事例についても意見交換しました。
厚生労働省は、「賃金から損害の控除があれば、実習法、労基法に反する」と認めました。
 
これらのことは早急に是正されなければ、実習生の方々は、日本という異国の地で、かなり不安定な状態に陥ってしまいます。
受け入れ企業や監理団体の名前の聞き取りも行われましたので、早急に是正することを求めます。
 
自動車の座席シート縫製に関わって、技能実習評価試験座席シート縫製職種についてJITCO(公益財団法人 国際人材協力機構)から技能実習法に係る中部地区地域協議会に①受験地が他県の遠隔地になるなど、困難を来している、②受験料が材料費も含め高いことに不満を持っているという意見が毎年出されている問題についても是正を求めました。
榑松さんは、試験機関の中立性が担保されていない問題を指摘し、是正を求めました。
厚生労働省は、調査をすることを約束しました。
 
技能実習生など外国人労働者が増える中で、人権侵害、不当な扱い、法令違反があっても、それを調査、是正し、救済を図る国の体制が追いついていない問題も指摘しました。
 
相談、調査、是正、人権救済できる体制の抜本的強化は、現状の受け入れ人数でも緊急の課題です。
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