岐阜基地住民アンケート報告会&学習会に参加しました!
会場いっぱいで、さまざま意見交換もしました。
永冶明子各務原市議、波多野こうめ市議、山本亮介豊山町議も参加。
私は、岐阜基地をめぐる問題、岸田政権の軍拡加速化、敵基地攻撃能力を強化する電子戦評価施設建設、土地規制法についてお話しました。
岐阜県平和委員会常任理事の武藤清吾さんからは、「平和で静かなまちづくりへ」アンケートの回答の特徴のお話がありました。
アンケートは、岐阜県各務原市、岐阜市、岐南町、笠松町、羽島市、愛知県犬山市、江南市、扶桑町など航空自衛隊岐阜基地周辺にお住まいの方々にお願いし、254人の方から回答があったそうです。
Q.岐阜基地の軍用機の騒音についてどう思いますか?
「非常に感じる」83%
Q.夜間、朝の訓練について
「やめてほしい」79%
Q.健康被害の調査について
「実施すべき」70%
Q.騒音に伴う健康被害はありますか?
「橋の上を歩いていたら、あまりの大きな音にびっくりして、一瞬心臓が止まるかと思ったので、こわい目にあいました。高齢者にはよくない騒音です。」
「うつ病の息子が軍用機の音がうるさいのでいつも体調が悪くなるので入院させました。」
「更年期で、日々、頭痛です。そこに軍用機が飛ぶと、薬を飲んでも効きません。」
「病院に通っていないが、飛んだ時の振動で胃痛を起こし薬を服用することが多い。」
Q.「土地利用規制法」を知っていますか?
「知らない」72%
平和委員会の皆様の岐阜基地周辺の騒音調査では、5地点で100デシベル以上の騒音がありました。
各務原市那珂町楠木町では110デシベルでした。
岐阜基地航空祭予行練習の飛行で岐南町内の公園で101.1デシベルとなりました。
100デシベルは、地下鉄の構内、電車が通るときのガード下のような音で極めてうるさい環境ということです。
地域住民の皆様からは、「子どもが音過敏で怖がり、おびえ大泣きする」「子どもがお昼寝から起きてしまったり、音におびえてしまうため困っている。」「テレビが聞こえない。電話中聞こえない。」「大学のリモートが聞こえない。答えることができない。」との声。
愛知県側でも扶桑町の方も「TV視聴時は爆音で聞こえない。」「ひどい爆音で恐怖心を感じ、心臓がギュッと縮むような感覚を覚える。」「扶桑役場の庁舎内で、お客さんと電話をして時、飛行機のエンジン音で相手の声が聞き取れなかった。」との回答があったそうです。
犬山市の方からは、「各務原に基地があるのに犬山上空を頻繁に飛びすぎる。」との声があったそうです。
こうした被害の上に、9月に全面施行された土地利用規制法の「注視区域」「特別注視区域」となれば、住民の皆様が調査監視の対象となり、個人情報が内閣府に一元管理されます。
岸田文雄首相は11月13日午後(日本時間同)、カンボジアのプノンペンでバイデン米大統領と約40分間会談しました。
岸田首相は年内に新たな国家安全保障戦略を策定するとした上で、「わが国の防衛力を抜本的に強化し、その裏付けとなる防衛費の相当な増額を確保する」と表明。敵基地攻撃能力の保有や軍事費2倍化を視野に入れた大軍拡を、あらためて対米公約しました。バイデン氏はこれを支持しました。
年末までに来年度予算案、国家安全保障戦略、防衛大綱、中期防衛力整備計画が決められ、軍拡加速がより具体的になってきます。
みんなで平和憲法9条を壊すな!岸田政権の大軍拡・改憲路線NO!の声を広げていきましょう。
岐阜県平和委員会の篠田久美子代表理事は、「一人ひとりの声は小さいが皆さんの声をつなげると国を動かす大きな力になる。平和を守る運動を引き続き一緒につくっていきたい」と締めくくりました。
大変有意義な会でした。皆様、本当にありがとうございました