視覚障がいがある方々と支援者の方々の「障がい者の要求実現交流集会」@愛知に参加しました!
日頃から視覚障がいがある方々の要求を国、地方自治体、金融機関、日本郵政などに届けてこられた方々が開催している集会です。
例えば、ゆうちょや銀行のATM、視覚障がい者も使えるように、点字を設置させたり、タッチパネルだけでなく、数字のボタンが使えるようにするなど改善させてこられました。
また、署名をとったり、国土交通省への要請を行ったりして、金山総合駅の東海道線ホーム上下線に可動式ホームドアを設置させてこられました。
障がいがある方々の全面参加と平等を実現するために非常に重要な活動をされていて、本当に素晴らしいです!
今回は、行政のデジタル化、 障がい者による情報の取得及び利用並びに意思疎通に係る施策の推進に関する法律(障がい者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法)を中心に意見交換しました。
まずは、名古屋市の職員の方の出前講座で、行政のデジタル化についてお話。
参加者の方からは、対面の職員さんが減らされてしまうことへの不安やマイナンバー、マイナンバーカードへの不安が出されました。
名古屋市からは、対面でやりとりする仕事は基本的には残っていくとのお話や誰もが恩恵があるようにする方向性について述べられました。
名古屋市民の皆様の個人情報の利活用の話もあり、本人同意なく勝手に使うなとチェックを強めていかなければいけないと思いました。
私は、 障がい者による情報の取得及び利用並びに意思疎通に係る施策の推進に関する法律の内容や進捗について、お話しました。
障がい者による情報取得のための機器の開発などの国の予算はものすごく少額です。障がいがない人と同じ内容の情報を同じ時刻に取得できるようにするためにもっと力を注ぐべきです。
「これから障がい者による情報取得のための機器の開発などのために協議の場がつくられるが、声を出していこう。」
「NHKテレビの放送の中で、外国人の人が外国語で話して字幕だけだと視覚障がい者には内容が全く伝わらない。通訳を音声で出してほしい。」
「NHKがたまにAIの音声を使うけれど、すごく聞きやすかった。テレビの緊急テロップなどAIで読み上げてほしい。」
「その人の特性に応じてカスタマイズできるようにテレビ放送もなってほしい。」
「防災の時に風向きとか、浸水とかどっちに逃げたら良いかわからない。」
「ゆうちょで送金する時に使うメールによるワンタイムパスワードが今後使えなくなるのでは。使いやすいままにしてほしい。」
などなど視覚障がいがある方々から非常に大事な指摘が相次ぎました。
国の施策を推進させるため、皆様と力を合わせていきたいです。
有意義な意見交換、本当にありがとうございました