愛知県の矢作川から農工業用水を取水する堰の施設「明治用水頭首工」(豊田市)で、大規模な漏水が発生した事故について、日本共産党の井上哲士参議院議員、武田良介参議院議員、私もとむらは、農林水産省と国土交通省の担当者から聞き取り調査をしました。
根本美春豊田市議もオンラインで参加しました。
下流域は、大きな農業地帯、大きな工業地帯であり、影響は深刻です。
農水省は、国交省などの応援も受け、ポンプを設置し、水をくみ上げる応急対応を行っていますが、復旧のめどはたっておらず、現時点では毎秒2立方メートルしか流せておらず、全く足りない状況です。
最低でも、農業用水毎秒5立方メートル、工業用水毎秒2立方メートル必要です。狭隘な土地でポンプの設置にも苦労があると説明がありました。
水が流入した穴は、以前から開いており、1月、3月と水中パテ等で閉塞していたと述べました。
参加者は、原因究明と、緊急の水の確保、一刻も早い復旧、抜本的な対策を求めました。
【5/20追記】
西三河の農業と工業に大きな影響がある明治用水頭首工の漏水問題で、
牛田清博刈谷市議より、水稲、果樹などが死んでしまうという危機があり、災害級の対応をしてほしい、との声。
昨日も緊急の水の確保を要請しましたが、改めて、農林水産省に要請しました。
農林水産省としては、農村振興局次長が現地に行って陣頭指揮をとってスピードアップして対策をとっている。災害級の対応をやっているとのこと。
現地のポンプを増やしているが、能力ほど水を供給できていない。矢作川の流れを変える工事もして、ポンプに水を供給できるようにしているところ。
目標は、5月中に最低限の水は確保できるようにすること、というので、雨が降る予報もない中で、5月末だとあと10日もある、間に合わないのではないかと指摘。
水の供給はもっと早くする予定とのこと。
農作物に影響がないようにしなければなりません。