三重県保険医協会の梅村先生から「歯科用貴金属価格急騰への緊急の対応」のご要請をお受けしました。
ロシアによるウクライナ侵略による情勢の不安定化を背景に、貴金属の価格が急騰するなどしています。
歯科治療の被せ物や詰め物に使う金銀パラジウム合金(金パラ)が12万円/30gとの情報があるほど過去最高値に迫る高騰となっている、とのこと。
診療報酬上で定められる金パラ告示価格と実勢価格が大きく乖離し、歯科医療機関が赤字になる問題がいっそう深刻になる危機にあります。
緊急に補助金支援などで歯科医療機関の経営を守り、安心して歯科医療を受けられるように、とのご要望です。
早速、厚生労働省にも声をお届けしました。
金パラは乱高下している状況であること、歯科の場合は、南アフリカ産が最も多いそうですが、しかし、金パラ価格は一カ国の情勢で決まるわけではなく、世界情勢が直結します。引き続き現場の声をよくきいて対応するように求めました。