日本の平和と民主主義、国民生活を守るために献身的に活動し、亡くなられた方々を追悼する「第75回解放運動無名戦士合葬追悼会」の式典が東京都文京区の全労連会館で開催されました。
今回、新たに1057人の方々を合葬します。
式典では、お一人ひとりの名前が読み上げられ、故人をしのび黙とうしました。
私も存じ上げている大好きな方々のお名前も読み上げられました。
第1回からの合葬者の総数は、5万388人になりました。
日本国民救援会の鈴木猛副会長が、主催者あいさつ。
「ロシアによるウクライナ侵略への抗議と即時中止を求める声が世界で大きくなる中、国内で岸田政権の憲法破壊、国民生活へ痛みを強いる政治への批判が強まっている。このような激動の情勢の下で、平和と民主主義を築いてたたかってきた先人の努力と、合葬される方のご遺志を引き継いで、参院選挙では立憲野党の前進で憲法を生かす政治の実現を目指し力を合わせる」と語りました。
ご遺族を代表して、故亀井博さんの息子正樹さんと、故遠藤徹也さんの妻さち子さんが、ごあいさつされました。
本当に立派で、不屈な生き方、ご遺族の思いをお聞きし、涙があふれました。
亀井博さんは、教師で、子どもたちのために献身し、ご家族もとても大切にされたそうです。そして、退職後は、書店を開き、皆様の憩いの場にもなっておられたそうです。息子さんの正樹さんには写真を撮っていただいたことがありますが、お父様の愛情を受け、お優しいお人柄になられたのだなと思いました。
遠藤徹也さんは、東京電力に勤務されていましたが、東京電力による思想差別にたいし、思想信条の自由を保障している日本国憲法に反していると裁判でたたかい、休みなく各地に支援の訴えに走り回り、ご苦労の末、大勝利を果たした原告の方です。裁判後には、ご病気で大変な思いをされたそうです。
お一人お一人の意志と行動によって、私にとって英雄のお一人お一人によって、個人の尊厳を何よりも大切にする日本国憲法は守られてきたし、今の日本共産党もあるのだと改めて痛感しています。
全国労働組合総連合の川村好伸副議長と新日本婦人の会の米山淳子会長とともに、日本共産党を代表して私も「追悼の辞」を述べ、合葬されるみなさまのご遺志を受け継ぎ、前進する決意を申し上げました。