もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
レポート

豊山配水場の井戸水の汚染について愛知県から聞き取りをしました

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愛知県北名古屋市と豊山町(一部地域を除く)に上水道を供給している「北名古屋水道事業団」の水源となっている豊山配水場の井戸水から、「子どもの体重が小さいなどの胎児の発達毒性」など健康影響が指摘をされている
PFOA(ピーフォア/ペルフルオロオクタン酸)、
PFOS(ピーフォス/ペルフルオロオクタンスルホン酸)が、PFOA+PFOSで1リットルあたり50ナノグラムという基準を超えて、検出されていた問題について愛知県から聞き取りました。
環境省の調査でも、豊山町の地下水で1リットルあたり50ナノグラムを超え、91ナノグラム/リットルが検出されています。
この問題は、豊山町民の生活と健康を守る会の皆様や山本亮介豊山町議、渡辺まい子北名古屋市議、Kさんが取り組んでおられます。
愛知県とやり取りをしての感想は、井戸水を飲まないようにと井戸所有者に通知するだけで、原因特定も調査もしていない状況にがく然といたしました。
以下は、聞き取りのメモです。ご高覧ください。
 
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【愛知県からの聞き取りメモ】
◆愛知県環境局環境政策部水大気環境課https://www.pref.aichi.jp/soshiki/mizutaiki/0000005469.html
※聞き取り内容の概要を「→」で示しました。
◆汚染源の特定について 
→把握できていない。
◆いつからの汚染なのか。
→環境省の調査も2019年度、2020年度、違う場所で調査した。いつからかはわからない。地下水の濃度の変化は、一般的に早いわけではない。昨年急に出てきたわけではなく、前からあった可能性はある。
◆汚染の範囲について
→専門の機械が必要で、調査はやっていない。
→調査の機械は持っていないので、調査をするなら民間調査会社に委託する形になる。1カ所10万円と言われている。機械を買うなら何千万円。
◆調査を要求
→北名古屋水道企業団の調査で指針値をこえ、その後、3月末に公表された。愛知県は、4月に飲まないで下さい。水道水を飲んでくださいと豊山町全域の井戸所有者に通知を出した。
◆井戸設置者の井戸水を飲めなくした原因者の特定のためにも調査すべき。「PFOS及びPFOAに関する対応の手引き」(環境省・厚生労働省発行)に書かれたことをやるのは、愛知県にも責任があるのではないか。
→「PFOS及びPFOAに関する対応の手引き」は、ばく露防止のためのものなので、飲まないで下さいと豊山町全域の井戸所有者に通知した。
→調査についてはご意見として聞いておきます。
【環境省水大気環境局土壌環境課地下水・地盤環境室とのやりとりメモ】
◆2020年度「有機フッ素化合物全国存在状況把握調査」について
→調査した目的は、存在状況を把握するというもので、排出源の特定のためではない。排出源となる得る施設(泡消火剤を保有・使用する施設、有機フッ素化合物の製造・使用の実績がある施設、廃棄物処理施設、下水道処理施設等)の周辺の調査地点を都道府県に選定してもらって調査した。
「手引き」に基づいた対応については地方公共団体に助言などしていく。
※愛知県が豊山町を選定して調査したということ。
以上
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