9月10日、ストップ!リニア訴訟第20回口頭弁論の報告集会に参加し、畑野君枝衆院議員、山添拓参院議員とともに連帯の挨拶をおこないました。
社民党からも参加され、会議室は立憲民主党の議員が準備されました。
記念講演では、小泉武栄東京大学名誉教授が「リニアが壊す南アルプス」と題してお話してくださいました。
まとめは、以下の通りです。
◆リニアのトンネルは巨大断層を横切り、そのたびに厚い断層破砕帯と断層粘土の中を掘削せざるを得ない。
◆それに伴い、地下に蓄えられていた膨大な地下水が流出し、工事を危険にさらすほか、南アルプスの地下水面の大幅な低下をもたらす可能性が高い。
◆それにより、大井川の上流部に水涸れが起こる可能性が高い。
◆地下水面の低下により、山体内部の乾燥がおこる可能性があり、南アルプスの生態系に悪影響が出るおそれがある。
◆豪雨の際、膨大な土砂の移動が起こる可能性が高いため、河道内に土砂を置くことは極めて危険である。
◆工事は断念することが賢明である。
鉄道のトンネル工事をやっていた専門家の方も、工事をするべきでないと警告を発しているリニア南アルプストンネル工事。
JR東海の社員の皆様も冷静に考えるべきです。
無謀な計画をストップさせましょう。
命が失われてからでは遅いのです。
皆様、本当にありがとうございました。