8月27日、愛知県一宮市で、ひこさか和子一宮市議と活動しました。
一宮市は、2021年4月から中核市になり、保健所設置自治体となりました。
一宮市役所に行き、新型コロナ対応と保健所の体制の問題などをご担当の部長さんと次長さんにお伺いしました。
一宮市民の皆様の中で、新型コロナで入院されている方は39人、療養施設11人、自宅療養304人(8月22日現在)となっています。
1日の新規感染者69人と過去最高を更新し(8月29日には90人)、保健所の体制が追いつかなくなっています。
保健所の保健師さんはじめ人員が足りないのです。
(母子保健の保健師さんたちから新型コロナ対応にはうつってないそうです。それは子どもたちの健康と健全な発達保障のために必要だと思います。産後うつや虐待などを防ぐためにも、少しでも安心してもらえるように支えることが必要です。)
疫学調査のための電話は、1人1時間はかかるそうです。
感染拡大を防止する上で、保健所の疫学調査をやる人員をどう増やすかが課題だと痛感しました。
以前、愛知県の保健師さんが足りない時に、厚生労働省になんとか支援して欲しいと要望した際に、臨時で保健師さんを配置した場合、100%国が財源を持ちます(本日再度確認したところ、新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金は健康観察等の人員確保で100%交付。感染症予防事業費等負担金+地方創生臨時交付金<すでに交付したものとは別に、地方自治体の補助裏分として確保しているもの>でほぼ全額国費で使える)と答えました。
ぜひ活用して、人員を確保していただきたいです。
陽性の方で自宅待機の方への健康観察は、委託先の看護師さんが5人で毎日やってくださっているそうです。
愛知県の保健所から一宮市の保健所に変わったため、今は愛知県の保健師さんが残って仕事の引き継ぎなどを行なっておられるそうです。
しかし、3年後には、愛知県の保健師さんがいなくなるとのこと。
しっかりと人員配置できるようにしていかなければなりません。
国の方でも、そのための財源をしっかりと保障できるように全力を尽くさなければならないと痛感しました。
お忙しい中、本当にありがとうございました。
※写真は、ひこさか和子市議のお地元の田園風景。もうすぐ黄金色になりますね。
お米の買取価格が下がっていることも心配です。農業を続けることができるように政府が余剰米を買い取って、価格保障するべきです。余剰米を買い取って、食べることさえままならない学生さんやひとり親世帯、生活が苦しい人に支援をするべきです。(←質問しましたが、政府はやろうとしていません(怒))
ご参考
◆健康観察等の人員確保
新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金で100%交付
◆行動履歴調査など疫学調査のための人員確保
感染症予防事業費等負担金+地方創生臨時交付金<補助裏見合い分>でほぼ全額国費
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地方創生臨時交付金<補助裏見合い分>は、
第1次地方創生臨時交付金で3000億円
第3次地方創生臨時交付金で3000億円
予算計上されました。
今、2000億円は残っているそうです。