7月9日、熱海市伊豆山地区の土石流被害で現場に行きました。
土石流で亡くなられたお一人お一人に心からのお悔やみを申し上げます。
被害にあわれた方々に心からのお見舞いを申し上げます。
小坂幸枝熱海市議の案内で、小池晃書記局長、井上哲士参議院議員、武田良介参議院議員、しまづ幸広前衆議院議員、鈴木節子静岡県議、私もとむら伸子が伺いました。
言葉にできない惨状です。
7月9日 9時現在、
安否不明者は21人(熱海市分20人、県警通報分1人)
亡くなられた方は9人(女性7人、男性1人、確認中1人)
避難されている方々は、572人
・ニューフジヤホテル(伊東園)517人
・ホテルニューアカオ 55人
被害を受けた建物は、131棟(128世帯、216人)
多くの皆様が必死に人命救助のために、復旧のために大奮闘されています。
心から敬意と感謝を申し上げます。
伸縮計、監視カメラなどを設置し、降雨による現地作業中止判断基準などで二次災害を出さないように努力もされています。
土石流の被害になった地域のすぐ近くで、不安のなか暮らしてみえる方々は、断水が続き、坂が多いなか水の持ち運びにご苦労されています。
給水所や支援物資などの場所があり、支援をされている方々もいらっしゃいます。
「お風呂に入れていない」という80代の方もみえました。
「水を運ぶボランティアは必要ですか?」と伺うと、「申し訳なくて・・・。体を拭けばなんとかなるよ」と言われました。
1階部分が土石流で流されてしまった方も、人命救助や土石流の撤去作業をされている方々に「本当に申し訳ない」と語られていました。
被災してもなお、他の方々のことを気遣ってみえました。
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齊藤栄熱海市長とお会いし、救援募金をお渡し、実情やご要望などを伺いました。
人命救助のこと、被災者の方々のホテルでの避難生活のこと、避難先のホテルからどこに住むのか、これからの住まいの問題、水道や道路の復旧のこと、ビーチラインの一般車の無料開放のご要望、観光の問題、熱海市の財政問題についてお話をしました。
ホテルでの避難については災害救助法が適用されていますので国と静岡県の財源で被災者の方々の避難費用をみることができること、民有地の中に入った土砂などの撤去は公費でできること、現地に行った際に土石流が来て被害にあった家を重機が入っている時に撤去してほしいとのご要望がありましたが、環境省の施策で公費解体が可能なことなどお話しました。
避難されている方々は、着の身着のまま逃げてきたために、「一度家に戻りたい」というご要望は多くあります。来週にも一度短時間戻ることができるようになるそうです。
これからの住まいをどうするのかが避難されている方々のご不安ですが、齋藤市長は、仮設住宅も建てる場所がなかなか難しく、市営と県営住宅を合わせてもすぐに使える住宅を確保することはできず、民間の住宅を借り上げる方向で考えていることもお話されました。
避難所のホテルにブースを設け、個別に相談できる場所もつくるそうです。
熱海への観光客の方々が、年間300万人だったものが、2020年度はコロナの影響で190万人に減ってしまったこと。
現在、伊豆山地区の被害は甚大ですが、そこ以外の地域で被害がないところは、観光が可能なのですが、キャンセルが相次いでいます。街全体の復興支援が必要です。
齋藤市長は、「生活を支えていくことが必要。国の制度の枠があるが、柔軟に色々対応して欲しい」と話されました。
齋藤市長が倒れるのではないかと心配です。
さまざまな課題を国としてしっかりと支援できるように政府に求め、私たちも全力をあげていきたいと思っています。
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ホテルで避難されている方々の被災の状況やご要望を伺いました。
3日朝7時ごろ、川の暗渠が上がって危ないという連絡はあったそうです。
土石流の第一波の時に、すぐ近くまで家の屋根がちゅうに飛んだように襲ってきて、これはダメだ!と必死に避難して、その後、大きな第二波がきたことなどリアルな当時の状況など話をしてくださいました。
町内のほとんどの方々が避難されているそうです。
しかし、ニューフジヤホテルは7月16日までと期限が言われており、小刻みに期限を示されたのでは安心できない、もう少し長いスパンでいられるように示してほしい、とのご要望がありました。
さらに、これからの住宅のことを皆様、心配されていました。
7月8日の衆議院災害対策特別委員会理事懇談会では、個々のニーズを踏まえて住宅確保に努めると内閣府は回答していましたので、その通りにやってもらわなければなりません。
車の被害にあうなどあり、中心市街地の方に住まいを確保しないと病院に通えなくなるなど困る方もみえます。そうしたニーズにもしっかりと応えていかなければなりません。
県営七尾団地は、改修しないままの空き部屋になっているところが80部屋くらいあり、リフォームすれば使えるのではないかとの情報がありました。
土石流の原因究明についてはしっかりとやってほしい、責任を問うていくとのご発言もありました。
そして、土石流をくい止める砂防堰堤などをつくり、安心して住めるようにして欲しいとのご要望もありました。
皆様のお声を受けて、国、県、市の日本共産党としても連携して被災者の皆様の生活再建・生業の再建、地域の復旧、復興に全力をあげていきます。
大変な中、声を聞かせていただき、本当にありがとうございました。
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懇談を終えて、すぐに小池晃書記局長は、赤沢りょうせい内閣府副大臣に連絡をとり、16日でホテルを追い出すことがないように要請しました。
また、熱海駅で偶然、内閣府審議官にも出会ったので、16日で被災者を避難させることがないように強く求めました。
審議官は、全員がニューフジヤホテルにいることが難しいかもしれないが、伊東園グループの宿泊先で分散して宿泊できるように調整中との回答だったようです。
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被災者の方々からお話を伺ったのち、熱海のニューフジヤホテルさんのロビーに支援物質がありましたので、担当者の方からお話を伺いました。
男性、女性、(あるいは性別を問わない)下着類はほとんどないこと、ウエスト80センチ以上のズボン(ウエストゴムあり)、シンプルな靴下がない(キャラクターが大きくプリントされた派手なくるぶしくらいの靴下はありましたが・・・)という状況でした。
どこにいったらいいかわからなかったとのこと。
内閣府防災にすぐに連絡をとり、下着、ズボン、靴下を要請しました。情報を共有し、手配するとの回答がありました。
昨日の衆議院災害対策特別委員会理事懇談会の質疑では、一人一人のニーズにきめ細かく応えていくとの回答があったのに、担当者の方が、どこにそのニーズを伝えていいかわからない状況があり、国としても人がちゃんと配置できるようにすることを求めました。
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夕方、内閣府防災より国会事務所に、熱海市に被災者生活再建支援法が適用になったとの連絡があったと秘書さんが知らせてくれました。
被災者生活再建支援法が適用されるのはよかったのですが、最大300万円では、家を建てることはできません。
日本共産党はじめ野党は、せめて500万円に引き上げるべきと要求していますが、政府は認めてくれません。
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さまざまな課題があります。
被災された皆様が生活再建できるまで、少しでも安心できるように努力をし続けなければなりません。