もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
レポート

リニア事業費がトータル10兆円以上になる問題を追及し、事業の中止を求めました

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 6月8日、リニア事業費が1・5兆円も膨れ上がり、トータル10兆円以上になる問題を追及し、リニア事業の中止を求める質問をしました。
 この間、リニア工事は、中央アルプストンネル山口工区作業用トンネルの陥没事故、そして、山梨実験線の車両出火事故、働く労働者の深刻な被害、談合事件(罰金確定)があり、リニアにも大きく影響する東京外郭環状道路の大深度地下工事での陥没事故もありました。
 そんななか、今度は、事業費の大幅増加です。

 JR東海は、リニア中央新幹線品川・名古屋間の工事費約1・5兆円増額の理由を、難工事への対応5000億円、地震対策6000億円、発生土の活用先確保3000億円としています。
 大深度地下(地下40m以深または、支持地盤上面から10m以深)に関わる東京外環道陥没事故を受けての対策や大井川の減水対策は1・5兆円に含まれるのかと質問。
 大西英男国土交通副大臣は、「東京外環道陥没を受け現時点で想定し得る対策や、大井川水源対策として現時点で想定し得る調査に追加費用を推計して計上している」と答弁しました。
 愛知県春日井市では、地下に亜炭廃坑跡が残る地域の大深度地下をリニアが通過する計画で、陥没するのではないかと住民の皆様の不安が広がっていると述べ、東京外環道陥没事故を受けて、リニア事業の追加ボーリング調査や事前家屋調査を求めました。
 江口秀二大臣官房技術審議官は、「JR東海において検討している」と答弁。
※報道によれば、同日8日に、東京で開かれたJR東海の説明会では、追加のボーリング調査は行わないこと、事前の家屋調査は行うとのこと。愛知県内や神奈川県内で事前の家屋調査をやるかは不明。

 さらに、元々、品川駅は入札の不調がありました。品川駅の工事を受注しているのは、談合事件で罪が確定をしている大林組のJV、そして清水建設のJV。こうした経過もあり、当初の入札の予定価格と今回の品川駅の工事費の増額、事業者決定のプロセスに関し、事実関係を調査するべきだと質問。
 江口秀二大臣官房技術審議官は、「品川駅の工事につきましては、JR東海によれば、地中を掘削する際の地中連続壁構築時の地盤改良範囲が増加していること、それから、狭隘な空間で、上空の空間が限られた、低空頭かつ営業線下での厳しい施工状況により、地中連続壁や本体の柱を短く分割して施工すること、それから、支障する設備が当初想定以上に増加していること、こういったことなどによって増額になったと承知しております。リニア中央新幹線の工事につきましては、事業主体であるJR東海において建設を進めていくものでございまして、JR東海において引き続き適切に事業が行われていくものと承知しております。」と答弁。
 なぜもともとそうしたコストを計上していなかったのか含め事業者まかせでなく、調査するべきです。

 さらに、これまでの国交省が交通政策審議会の答申を示して「工事費の想定は合理的」と答弁してきたことの誤りを指摘し、「リニア事業の再評価を行うべき」と追及しました。
 大西副大臣は、「鉄道・運輸機構と連携して、(財政投融資の)償還確実性も含め、リニア事業実施状況について調査、確認していく」と答弁しました。
 ただ、JR東海に電話で聞くだけではないですよね・・・。
 最後に「自然環境や生活環境、命の水さえ奪っていく傲慢なリニア計画は中止を」と強調しました。
(2021年6月8日 衆議院総務委員会)

 JR東海という1企業が国に3兆円もの借金をして(財政投融資)今世紀最大のトータル10兆円もの事業をやる…
 そのリスクを真剣に考えた方がいいです。
 JR東海はコロナで経常利益もかなり減っています。
 リニアをやめることはJR東海さん、JR東海で働く皆様のためになると真剣に思います。
 JR東海へ投資している皆様は、なぜこんな無謀なリニア計画を認めているのでしょうか・・・。

© 2010 - 2021 もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)