もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
レポート

視覚障がい者の方々へ配慮したTV番組を!NHK予算審議で質問!!!

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「視覚障がい者もテレビを活用していることを認識してください。現在のテレビ番組は私たちにはとても不便です。例えば以下のようなことで困っています。テロップでしか表示されないので、緊急通報の内容が分かりません。音声でも流してください」

 愛知の視覚障がい者の方々に伺ったNHKに対するご要望を3月19日の衆議院総務委員会でのNHK予算承認案の審議の際に届けました!

 速報や緊急地震速報などが流れれば、その情報は視覚障がい者の方にもきちんと伝わる事が必要と質問しました。

 木田放送総局長は、「 人命にかかわるニュース速報等については、今委員の御指摘のとおりであります。今後も、利用者の御意見などを踏まえながら、視覚に障害のある方に速報の内容が確実に伝わるように努めたいと思います。」との答弁がありました。

他にも、
◆外国語の部分は音声で日本語訳を流してください。ドキュメンタリー番組やニュースの内容が理解できずに困っています。
◆ニュース番組などでは発言者の名前も音声で流す方法を考じてください。どんな立場の人の意見かが分からないのは不便です。
◆イベントなどの紹介の際、場所や連絡先については「ごらんの通りです」などと放送されることがあり、困っています。音声で伝えてください。
◆ホームページで確認するようにと放送される場合が増えていますが、ホームページを使えない人がまだまだたくさんいることを考慮してください。視覚障害者にはとても不便です。
◆台風情報の予想進路が全く理解できません。もう少し言葉による説明を加えてください。

などのご要望も紹介。

そして、愛知視覚障がい者協議会の方々は他にもたくさんのご要望を持っておられます。懇談の場を設けて欲しいと生の声を聞いてほしいとお声もあります。愛知視覚障者協議会の方々はじめ、幅広い団体、当事者の方々との懇談の機会を設けるべきと質問しました。

前田NHK会長は、「NHKでは、子どもや高齢者、目や耳に障がいのある方など、全ての視聴者が見やすく、聞きやすく、わかりやすく、安心して視聴できる、人にやさしい放送・サービスの充実を公共放送の使命として捉え、今の三カ年計画でも重点事項の一つに掲げて拡充に努めております。 とりわけ、緊急災害時におきまして、命を守る行動を促す情報などを障がいのある方に迅速かつ適切にお届けしていくことは非常に重要な課題だと考えております。 いろいろな方から御要望を聞いて、改善してまいりたいと思います。」と答弁しました。

引き続き、社会の側の障害をなくしていくために全力をあげていきたいと思います。

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