3月23日、「ストップ・リニア!訴訟」の第9回口頭弁論が東京地裁であり、傍聴に行きました。
この日も多くの方々が傍聴を希望され、抽選となりました。
東京都町田市内のリニア大深度地下トンネル工事で、シイタケ栽培や野菜洗浄に不可欠な地下水の枯渇を心配する原告の農家の方と、リニア中間駅と浅深度トンネル工事による立ち退き問題などについて神奈川県相模原市の原告の方々がお話をされました。
住民の皆様の不安の思いに真摯に向き合っていないJR東海の対応には、憤りをもつばかりです。
口頭弁論後は、衆議院第二議員会館で、同訴訟のシンポジウムが開かれました。
山添拓参議院議員とともに参加し、心からの連帯の挨拶をいたしました。
原告代理人の関島保雄弁護団共同代表は、この間の弁論で原告側が重ねてきた意見陳述と主張の内容や、それぞれにたいする被告・国と、参加人のJR東海側の反論を含め訴訟の争点、進行状況についてお話されました。
原告側が認可の法的手続き自体の違法性や、ずさんな環境影響評価で住民生活などへの悪影響が無視されていることを指摘したのに対し、国やJR東海は環境影響評価について、国土交通大臣に広い裁量権があると主張するなど、認可手続きは適正と反論していることが説明されました。
川村晃生原告団長は、リニア建設工事をめぐる談合で、大手ゼネコン4社が独占禁止法違反容疑で起訴されたことにふれ、「住民が納得していないのに事業を強引に進めてきたJR東海の不誠実さが談合問題にも発展していると思う」と話されました。
皆様、本当にお疲れ様でした<(_ _)><(_ _)><(_ _)>