9月18日、くれまつ順子名古屋市会議員と名古屋市守山区を通る国道302号線が沈下している問題で、現地を視察し、地元住民の方や建設関係の方と懇談しました。
国道302号線の、名古屋市守山区松坂町のある地点では、最大11センチメートルくらいの沈下箇所があり、そこに段差ができています。
昨年、社会問題になり、衆院国土交通委員会の質問でも取り上げた、横浜市のマンションが傾いた事案でも沈下は4センチメートル程度でした。11センチメートルの沈下でも軽視できません。
車が通る部分は応急的に補修されていますが、路肩には「この先段差あり」との看板が立っており、バイクや自転車での通行は危険な状態です。側面の遮音壁も沈下の影響でひび割れや隙間ができています。
この国道302号線の沈下については、建築物の基礎工事に詳しい地元住民の方から、国道の基礎工事の際、くい打ちの段階で不正があったことが強く疑われ、国道の沈下もくい打ちの不正と関係があると考えられるので調査してほしい、との告発が、事務所に届いていました。
沈下箇所周辺の建物にひび割れが生じている現場も視察。
同行した住民の方からは、「工事の施工管理がきわめて不十分で、国土交通省の責任は大きい」「どこまで沈下すれば国交省は責任を認めるのか。この沈下は工事時点では想定していなかったはずだ」との説明を受けました。
災害時には、こういう強度の弱い部分から影響を受けるのではないかと心配になります。
今後、国土交通省に当該工事に関する情報開示を求めるなど、実態を明らかにするため奮闘することを約束しました。