もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
レポート

9月16日、リニアの調査で長野県大鹿村と松川町に行きました。

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9月16日、リニアの調査で長野県大鹿村と松川町に、武田良介参議院議員、市田忠義議員秘書、山口典久長野県議、和田あきこ長野県議、水野ちかあき地区委員長とともに行きました。
豊丘村の唐沢啓六村議もずっと参加してくれました。

【大鹿村の住民の皆さんからのお話】

大鹿村では北島ちらほ村議、河本明代村議(無所属)、住民の皆様からお話を伺い、中央構造線博物館の学芸員の河本和朗さんにもお話をいただき、時間が足りませんでした。

大鹿村は、南アルプストンネルの長野工区の工事が行われる場所です。

山梨県―静岡県―長野県と南アルプスをぶち抜くトンネルが出てきて、またトンネルに入っていくという場所。

非常口や変電所なども作られ、トンネルから出る残土を運ぶダンプは最高1日1736~1350台になります。

 人口1060人の大鹿村の人々は、リニア工事によって、美しく静かな暮らしが大きく壊されようとしています。

 JR東海や国による巨大プロジェクトですが、自然と暮らしを守るために、日本の今と未来のために声をあげている住民の皆さんがいます。

 リニア沿線には、納得できない、リニア工事強行やめよと同じように声を上げ、事業説明会や中心線測量を拒否している人々がいます。

この方々を決して孤立させてはなりません。

無謀なリニア計画をストップさせるために全国の皆様のご支援を心からお願いいたします。

長野県側の南アルプストンネルから出される残土のもって行き先が決まっているのは0%です。にも関わらず工事をはじめようというのです。あまりにも無責任すぎます。

  このトンネルが出てくるところ、残土の搬出が著しい場所が釜沢地区です。

釜沢地区で8月26日に行われた県道赤石岳公園線の改良工事の工事説明会では、町のリニア対策委員の女性の出席を求めましたが、JR東海が拒否し、釜沢地区の正副自治会長が抗議の退席をしました。

 阿部守一長野県知事も8月31日の記者会見で、今回のJR東海の対応を問われ、「対応悪いですよね。悪いので、県の方からも対応を見直してくれという話をさせていただいています。今後は、われわれの方としては、これまでも求めてきましたけれども、より丁寧で誠実な対応してもらいたいということをJR東海にはお願いしてきています。その中で、説明の対象者についても広く門戸を開いていくということが重要だと思っております」と語るほどです。

  大鹿村全体の南アルプストンネル長野工区、作業用トンネル坑口の準備工事説明会でも、住民の皆さんから様々な疑問が出されているのにJR東海は「説明会を通じて理解が進んだと考えている」と強弁します。

 「説明会を開きさえすれば理解が進むと考えているなんておかしい」――お話を聞かせてくださった方々が口々に語られます。

 信濃毎日新聞の9月9日の社説にも「説明会では中学生女子が『リニアはやめてほしいという気持ちが(JRに)伝わらないのに、説明会に来ると(JRは)理解されたと言っている。私は意味が分からない』と率直な疑問をぶつけた。」「どんな工事が実施されるのか理解することと、納得することは違う」と書かれています。

工事説明会のもっと前の事業説明会の時、JR東海中央新幹線建設部担当部長は、地元の理解と同意がなければ着工できないと何度も発言し、住民の皆さんの前で約束しました。 住民の皆さんの同意が軽視されています。

釜沢地区の住民の方からは、抗議の退席は、JR東海の今回の対応だけの話ではなく、つもり積もった不誠実な対応の末の行動であったこと、「自分たちがずっと要望してきた道路の改良の部分は無視し、結局、リニアの工事のための改良。条件闘争にもなっていない」との声も聞かれました。

 工事車両数の多さから「お年寄りが目の前の店に買い物に行くのさえ大変になる」と不安の声も出されました。

旅館業を営む方からは、「大鹿の川の水でそだったイワナやヤマメを養魚場で買ってきて出していたが、リニアで養魚場はなくなってしまう。養魚場から魚を買ってきた業者には何の補償もない。ダンプなど工事車両の走行などもあり、観光客へ影響もあるのではないか。観光アセスメントもやってほしい」との声が出されました。

加えてしかも、JR東海は、大鹿村の説明会でから出るトンネル残土を松川町生田地区に持っていくことが決まっているかのような説明をし、大問題になっています(松川町生田地区での声は後述)。

大鹿村の皆様、お忙しい中、本当にありがとうございました<(_ _)><(_ _)><(_ _)>

【大鹿村副村長との懇談】

 大鹿村副村長は、「住民の皆さんの生活を守る」立場を最初に表明しました。
 水枯れなどが起きた場合の対処などの補償について30年を超えて補償することについて、JR東海は「考えます」「検討します」と言っているそうです。
しかし、まだ確認書などは結んでいないそうです。
同じように、工事車両がどこを通って、どの時間帯なのかなどの確認書も結んでいないそうです。

また、JR東海に丁寧な対応をとの注文やJR東海の現場と上層部との違いなどについてもお話がありました。

 お忙しい中、本当にありがとうございました<(_ _)><(_ _)><(_ _)>
 

【松川町】
松川町では、生田地区へ行き、松井悦子松川町議、元町議のお二人、住民の皆様からお話を伺いました。
 大鹿村のリニア対策委員会でJRがリニアトンネル残土の持って行き先を生田地区と名前をあげましたが、地元の同意がなく騒動となっています。
生田地区は3つの地域に分かれているそうですが、上流の生東区から要望があり、候補地になっていました。

しかし、下流の福与区の住民の皆さんは反対されています。

参加してくださった方々は、死者を出した1961年に「三六災害」と呼ばれた水害・土砂災害の経験者です。
その時の恐ろしさが語られ、上流に残土を積み上げれば、大雨などで崩れ落ちてくる危険があると口々に語っておられました。

JR東海は、残土置き場を10年間借りるだけで、あとは地権者に返されることになるようで、地権者に返された後、土砂災害があったら誰が責任をとるのか、死者などが出たときに責任がとれないのではないかと不安です。

「候補地にあげられる時に、下流には話もなかった」などと県や町の対応を問う声も上がりました。

不安をよそに、JRは〝住民が理解したかどうかはJR側が判断する〟と言い、説明会開催を進めています。
住民からは「説明の回数を重ねれば理解するわけでない」「福与区にとってはハイリスク、ゼロリターンだ」と憤りの声があがりました。

お隣の豊丘村では、下流の住民の皆さんの水害・土砂災害の危険性を指摘する声に小園地区のリニアトンネル残土置き場は撤回されました。

この生田地区も同じ危険性をもっています。

8月30日の朝日新聞には、「松川町の深津徹町長は『「何も決まっていないのに生田の地名だけ特定されたと聞き驚いている。地権者との協議も必ずしも順調とは承知していない』と話し、JRの姿勢に困惑を隠さなかった」と報道されています。

松川町での理解と同意もとれていないのに、大鹿村で残土の搬出先があるかのような説明・・・ここでもJR東海のズサンな進め方が露呈しています。

急な谷で道も狭い残土置き場候補地も行きましたが、とてもトンネル残土を捨てるような場所ではなく、計画の危険性を確認しました。

安全性をないがしろにしたやり方も絶対に許せません。

松川町の皆様、お忙しい中、本当にありがとうございました<(_ _)><(_ _)><(_ _)>

【喬木村でも悲痛な声】
ご一緒した山口典久長野県議が、この地域に県議会の視察に来られた時に、喬木村の村長と副村長が直訴のような形で、JR東海の姿勢が高飛車すぎることを訴えておられたそうです。

JR東海は、リニア沿線の自治体、住民の皆さんに多大な被害を与えることを理解しているのでしょうか。

9月26日からの臨時国会で、こうした傲慢な姿勢をただすためにも全力で頑張ります!!!

皆様、本当にありがとうございました<(_ _)><(_ _)><(_ _)>

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