8月12日の最終日、ドイツ環境首都と言われるフライブルク市を訪問しました。
副市長からお話を伺い、乗用車の侵入が規制されている旧市街地をみました。
フライブルクの公共交通は、路面電車とバスと鉄道があります。それに加えて、自転車もよく利用されています。
人口を密集させてエネルギー効率をよくするまちづくりが行われています。
チェルノブイリ原発事故をうけて、フライブルク市近郊のヴィール市の原発建設反対決議を強化したり、フライブルク市周辺国境地域(フランス・スイス)に位置する原発反対支持など脱原発の街でもあります。
フライブルク市のヴォーバン地区は、フランス軍の軍事基地だったところで、1992年に撤退してから住宅地として変わりました。
そこには、以下のようなエコ住宅があります。
◆「プラスエネルギーハウス」
ソーラーパネルによって発電し、自分で消費するよりも多くのエネルギーをつくっているそうです。
◆「パッシブハウス」
非常にエネルギー効率が高く、1平方メートルあたり年間15キロワットの暖房需要で、電力消費量は普通の家の100分の1ぐらいと言われています。
◆「低エネルギー住宅」
普通の家庭の4分の1ぐらいの電力消費量
太陽光に関する世界的な研究所もフライブルク市にはあるそうです。
フライブルク市のエネルギー政策には感心しました。
省エネ対策が最良のエネルギー対策であると省エネを一番重要な柱にすえ、再生可能エネルギーは、エネルギー需要を満たすために従来のエネルギー燃料に優先して考慮されるということも方針としてもっています。
こういう視点を日本の政治にも太く貫いていけたらと強く思います。
この地が衆議院欧州各国国土交通事情等調査議員団の最後の訪問先でした。
フランクフルトー羽田便の欠航で、急きょミュンヘンー羽田便に変更したため、フライブルク市の日程を一部切り上げなければなりませんでした。残念ですが、安全運行のためには致し方ないことです。
様々な皆様に大変お世話になりました。
学んだことを生かせるように気を引きしめて頑張ります。
本当にありがとうございましたm(__)m