全トヨタ労連の組合員の皆さん、つまりトヨタ関係で働く皆さんに申し上げたいです。
全トヨタ労連出身の直嶋正行元経産大臣(当時)は、吉井英勝衆院議員(共産)の全電源喪失による冷却機能消失と炉心溶融の危険性を指摘した国会質問に対し「多重防護でしっかり事故を防いでいく、メルトダウンを起こさないさまざまな仕組みをつくっている」(2010年4月9日衆議院経済産業委員会)と安全神話にどっぷりとつかった答弁をしました。
対策をちゃんとっていれば、福島第一原発の事故は起きなかったのです。
トヨタ関係で働く皆さんには、ぜひ、自分たちが投票した人がこういう悪い役割を果たしていることを認識していただいて、労働組合に言われたからと単純に投票することはやめていただきたいです。
ちゃんと自分の頭で考えて、考え抜いて投票していただきたいです。
※自民党・安倍氏を応援している人にも申し上げます。吉井衆院議員が上記のような趣旨の質問主意書を出した時、安倍総理(当時)は「原子炉の冷却ができない事態が生じないように安全の確保に万全を期している」(2006年12月22日/安倍内閣の政府答弁書)と答えています。
もっと早く安全対策をとり、事故を防ぐことはできたのです。自民党も安全神話にどっぷりとつかり、原発関連企業から政治献金をもらい原発を進めてきた政党です。自民党へも厳しい審判をくださなければなりません。
※直嶋正行経済産業大臣が答弁した当時は、今の「第三極」の議員の少なくない部分が民主党議員でした。
(参考)
こうした癒着を立ち切るためにも、原発マネーに汚れていない日本共産党を伸ばしていただきたいです。
※しんぶん赤旗2012・12・03付