7月10日~13日まで、名古屋港ガーデン埠頭に入港する予定の海上自衛隊「せんだい」(呉基地所属の護衛艦・2000トン)の問題で7月5日、平和な商業港である名古屋港を軍事利用しないように名古屋港管理組合と防衛大臣・海上自衛隊幕僚長・自衛隊愛知地方協力本部長に要請しました。
平和と憲法を守る港区連絡会の青山公平代表、県平和委員会の矢野創事務局長はじめ皆さんと一緒に参加しました。
今回の入港の目的は、入港は「乗務員の休養、物資補給、一般公開」です。
武器弾薬など積載しているのではないか、との疑問や、高校三年生に自衛隊から自衛隊募集と「せんだい」の入港と一般公開の案内がダイレクトメールで届いている問題など交渉団が指摘しました。
今回の「せんだい」は、呉基地から呉基地への移動で、訓練海域で訓練弾で実弾射撃訓練などを行い、呉基地以外に寄港するのは、名古屋港だけだということもわかりました。
高校生3年生の名簿入手はどのように行われているのか、愛知県内で何通発送したのかについては、あとからの回答をまつことになりました。
以前は、名古屋港の岸壁で、自衛隊員募集をしていましたが、市民の皆さんの抗議でやめさせてきた経過もあります。事前に入隊申し込みをダイレクトメールで送っておいて、「せんだい」の一般公開にきてもらうというのは、一体として自衛隊の募集活動で、市民の皆さんをごまかしているようなものです。
自衛隊が、アメリカ軍とオーストラリア軍と一体に強襲揚陸艦を砲撃、撃沈させる訓練を行っていたことが今年5月に判明しています(行われたのは2010年7月)。
若者を再び戦場に送らないというのが戦後の原点であり、憲法9条の精神です。
引続き、軍事利用は許さない運動をやっていきたいと思います。
愛知県内の高校3年生に送られたダイレクトメールに同封されていた案内。
自衛隊愛知地方協力本部前の掲示板には、ちょうどダイレクトメール発送作業の入札が公示されていました。