6月1日、一宮市へ行き、特別養護老人ホーム、ケアハウス、包括支援センターなどを運営している尾張健友福祉会、病院や老人保健施設などを運営している尾張健友会を訪問させていただき、介護の実態などをお伺いしました。
河江明美衆院比例予定候補、いたくら正文愛知10区予定候補、尾関むねお一宮市議、八田ひろ子元参院議員と一緒です。
生活援助のヘルパーさんの時間の短縮につながるような介護報酬の時間区分の変更によって、以下のような影響が出たと言われました。
◆これまで1時間~1時間半派遣していたものが、1時間半という派遣はできなくなってしまった。
◆支援が必要なお年寄りとのコミュニケーションの時間が少なくなってしまった。
◆時間区分の変更によって、週一回のヘルパー派遣を週2回のヘルパー派遣となり、利用者さんの負担増となっている。
◆掃除の場所も制限することになった。水まわりだけは必ずやるようにヘルパーさんに願いしている。
一宮市では、3年ごとに65歳以上の方々にチェックリストを送付し、回答してもらい、介護予防が必要かを確認するようにしています。
以前は、健康診断とセットで介護の関係の判断をしていましたが、今はこうした方式になっています。
回答を出さない方は、一宮市高齢福祉課で看護師の方が訪問するそうです。
その回答で予防の支援が必要だと認められた方を包括支援センターが委託を受けることになっています。
包括支援センターちあきでは、100~300人の方の委託を受けて、3人の職員が回っているとのことです。
介護予防パンフでの説明、家庭でできる運動講座、市の教室の案内、緊急通報、配食サービスの手配などを支援するそうです。
3年ごとのチェックリストの送付では、高齢者の1年1年の変化を考えると不十分で、もっと短いスパンで送付してほしいとの要望が出されました。
ご本人の意思を確認して、独居の方の台帳をつくる支援もしています。独居台帳の方は、年に2回、民生委員さんが、訪問されるそうです。
独居の方だけでなく、ご家族と一緒に住んでいても日中は独居という方も多く、その方々も心配だとおっしゃられました。
包括支援センターの職員は、1中学校区で3人が基準といわれていますが、一宮市では、まだそこまでいっていません。
今後、一宮市内で、もうひとつ包括支援センターがつくられる予定です。
障がいをもった方々にも、高齢者介護と同じような仕組みが必要な部分があることも語られました。
障がい者「自立支援」法では非課税世帯は支援は無料ですが、65歳以上で介護が必要になると1割負担になる問題もあります。
老人保健施設は100床で、デイケアも15人分枠があります。
ゆっくりお風呂に入ってもらえるようにとお風呂にこだわっているそうです。
特別養護老人ホームは、29名定員でショートステイが10名とのことです。人格と尊厳、その人らしい個別ケアを大切にし、いきいき楽しく過ごせる暮らしの場となるように配慮されたユニット方式です。千秋病院に隣接する立地なので医療面でも安心です。この日は、ショートステイも満員でした。
住むための料金は、所得によって違います。ショートステイは、1泊4500円とのことです。
特別養護老人ホームの待機者は、100名~150名とのことでした。
誰もが安心して利用でき、安心して働ける介護制度への抜本的見直しのために全力でがんばります!
介護実態調査の前後には、尾関むねお一宮市議、いたくら正文愛知10区予定候補、支部の方と一緒に活動しました。
「消費税増税ストップ!社会保障充実、財政危機打開の提言」で対話を重ね、しんぶんを読んでくださる方が4人増えました。
皆さんの切実な願いをお聞きして、身が引き締まります。
医療関係の学校で学んでいる学生さんの相談会
夜は、名古屋に移動し、医療関係の学校で学んでいる学生さんの相談会を行いました。
中村吉男青年学生部長や医療関係で働くステキな若い方々にも参加をしていただきました。
相談会は好評でした。
あとで感想メールが寄せられました。
「お忙しいなか来ていただいた皆さんには温かく迎えていただき恐縮するばかりです。しかしながら、昨日は本当に有意義で楽しかったです。様々な分野で活躍されている方々のお話を聞いたり、質問できるという機会はとても貴重なので、このような機会を提供してくださったもとむらさんには感謝の気持ちでいっぱいです」
少しでもお役に立てて、うれしいです!
参加してくださった皆さんに心から感謝いたします!!