日本にただよう閉塞感の原因の一つに貧困の広がりがあると思います。
年々、相対的貧困率は、上がっています。そのもとで子どもたちも犠牲になっているという現実を直視しなければなりません。
この貧困をなくしていくためには、
◆不安定雇用、低賃金の雇用を規制するなど人間らしく働くルールをつくること(1人で2人分働くような長時間労働をなくすことも大事)、
◆安心して生きることができる社会保障の充実(教育も入る広い意味の社会保障)
が大事です。
日本共産党の「消費税の大増税ストップ!社会保障充実と財政危機打開の提言」は、国民の皆さんの懐をあたためる経済改革とセットで提案しています。
今の日本の閉塞感を打ち破る改革の提案だと思います。ぜひ皆さんお読みいただきたいです。
http://www.jcp.or.jp/web_policy/2012/02/post-141.html
※資料は、『消費税が日本をダメにする』垣内亮さんの本から抜粋。
垣内さんは、日本共産党中央委員会の政策委員です。頭がものすごく良い方で、国会秘書時代に感心し続けました。
ところが、日本に必要な改革と逆行することを民主党政権がやろうとしています。
自公政権時代に決められていた負担増+民主党政権の負担増計画=20兆円の負担増・・・。
今でも食費を切り詰め、買いたいものも買えない・・・。本当に暮らしに直撃します。
日本経済にも計り知れない打撃を与えるでしょう。
労働総研の今年2月の試算では、消費税10%増税で114.9万人の雇用が喪失と。
「消費税10%ならわれわれの業界は7割倒産といわれている。死活問題です。絶対中止してほしい」―愛知県内でトヨタ自動車製造ラインを修繕する下請け企業を営む方の声(しんぶん赤旗日曜版2012年5月20日付)。
これでは、ますます貧困を広げるだけです。
◆子育て世帯への影響・・・年収400万円で年間29.1万円の負担増・・・ムリです。
※グラフは、『消費税が日本をダメにする』垣内亮さん著より
◆年金生活の世帯への影響・・・75歳以上のご夫婦で年金月額18万円で年額17.5万円の負担増・・・。
ほぼ1ヵ月分の年金が奪われることに・・・。
今までご苦労されてきたお年よりにひどすぎる仕打ちです。
※グラフは、『消費税が日本をダメにする』垣内亮さん著より
今、話題の橋下徹大阪市長や維新の会のやり方では、日本の閉塞感を打開することはできません。
ぜひ多くの皆さんに見極めてほしいと思います。
表は、橋下市長・維新の会が行おうとしている計画の一部です。