ソニー関連企業「1万人削減計画」問題で申し入れ
今年4月、ソニーが業績不振を理由に、関連企業全体で1万人規模の人員削減を計画していることが明らかになりました。
マスコミ報道では、業績不振の主因はテレビ事業とされています。
愛知県稲沢市にあるソニーイーエムシーエス(株)東海テック稲沢サイトは、国内唯一のソニー液晶テレビ組立工場です。ですから、「1万人削減計画」の対象になるのではないかと働く人や地域の皆さんから不安の声が寄せられています。
本日5月23日、稲沢市長あてには、雇用維持をソニーに求めるよう要請、ソニーイーエムシーエス(株)東海テック稲沢サイトには、一方的な解雇は行わないことなど要請。
稲沢市は、ソニーの「1万人削減計画」について、具体的に稲沢サイトがどうなるのかは何も聞いていないと回答。
ソニーイーエムシーエス(株)稲沢サイトも、報道が稲沢サイトがリストラ対象と勝手に書いただけという趣旨の返事でした。
取り越し苦労であれば、いいのですが・・・。
働く皆さんの雇用と権利、くらしを守るために引き続き、監視と要請を行っていきたいと思います。
ソニーイーエムシーエス(株)稲沢サイトも、報道が稲沢サイトがリストラ対象と勝手に書いただけという趣旨の返事でした。
取り越し苦労であれば、いいのですが・・・。
働く皆さんの雇用と権利、くらしを守るために引き続き、監視と要請を行っていきたいと思います。
名古屋港に自衛隊艦船「ゆうぎり」入港計画で平和な商業港を軍事利用しないよう要請
5月31日(木)から6月2日(土)まで、名古屋港に自衛隊艦船「ゆうぎり」が入港する計画があります。6月1日(金)には、一般公開が予定されています。
野田民主党政権は、アメリカとの関係を一層強化しようとしており、5月に発表された日米共同声明では、中国を念頭に自衛隊と米軍が共同訓練、警戒監視・偵察活動、施設の共同使用で「動的防衛協力」を進め、アジア太平洋地域への軍事介入も念頭に体制を強めるとしています。
今回の入港は、これらの問題を背景として、名古屋港の軍事利用をすすめるものであり、「一般公開」をつうじて市民の目を慣らすことも目的ではないかと考えられています。
これまで何度もアメリカ軍の軍艦や自衛隊の軍艦が名古屋港に入港していますが、私達は、そのたびに抗議をしています。
名古屋港は、日本一の商業港であり、軍港ではありません。
軍艦が頻繁に入港する港では、有事の際には攻撃の的になり、名古屋港で働く皆さんや地域の皆さんも心配されています。
日本国憲法は、「平和に生きる権利」「戦争放棄」を規定しています。この憲法の精神にそって、海外派兵、米軍支援をきっぱりとやめるべきですが、「ゆうぎり」は米軍との共同訓練も行っている艦船です。
今日は、防衛大臣、陸上自衛隊幕僚長、自衛隊愛知地方協力本部長宛て、名港管理組合管理者の大村秀章知事宛てに平和な商業港を軍事利用しないよう要請を行いました。
自衛隊愛知地方協力本部の回答は、要請は上記の3者に申し伝えます、とのことでした。
自衛隊艦船「ゆうぎり」の入港目的は、「乗務員の休養、補給(水と食料)」ですが、なぜ商業港である名古屋港でなければならないのか、「ゆうぎり」はどこから来て、どこへ向うのかなどについて明確な回答はありませんでした。
また、名古屋港入港中での自衛隊の募集活動は、行わないと明言しました。
名古屋港管理組合の回答は、港湾法第13条第2項の「港務局は、何人に対しても施設の利用その他港湾の管理運営に関し、不平等な取扱をしてはならない。」という規定に基づいて、粛々とやるだけという趣旨の回答でした。
港湾法のこの規定は、もともと軍事利用を想定したものではないのです。悪用を許してはなりません。
また、民間の船が入港する場合は、大概の場合、どこからどこへ行くのかが明確になりますが、今回の「ゆうぎり」はいまだに不明です。少なくともそうした情報を名古屋港管理組合としても得るべきです。
残念ながら、あくまで入港させるという回答でした。
自衛隊艦船「ゆうぎり」は、5月31日(木)10:00に名古屋港ガーデン埠頭2号岸壁に入港する予定です。
入港を抗議する宣伝行動を行います!!
5月31日(木)9:30~ 名古屋港ガーデン埠頭2号岸壁付近集合です。
是非、ご参加ください。