もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
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【12・03・19】金山総合駅前で早朝宣伝/豊橋市で「国土審議会水資源開発豊川部会」傍聴/会議

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金山総合駅前で早朝宣伝

 
 3月19日、金山総合駅前で早朝宣伝を行いました。
 
 岡田ゆき子名古屋市議、八田ひろ子元参議院議員もお話されました。

 4月22日の愛知県体育館での大演説会のご案内や「消費税大増税ストップ!社会保障の充実、財政危機打開の提言」がコンパクトにわかりやすく書いてある新しい「愛知民報」号外をお配りしました。

 「がんばってね」と号外を受け取りながら言ってくださる方や「笑顔がいつもいいね。がんばって」と言ってくださる方、「久しぶりだね」と声をかけてくださる方など、皆さんに元気をいただきました。

豊橋市で「国土審議会水資源開発豊川部会」傍聴

 
 早朝宣伝後、豊橋市内に移動し、「国土審議会水資源開発分科会豊川部会」を傍聴しました。
 「国土審議会水資源開発分科会豊川部会」は、これまでは東京の国土交通省内で行われていたのですが、今回は、現地調査もあったため、豊橋市内で開かれました。

 今回は、全部変更した豊川水系フルプラン(「豊川水系における水資源開発基本計画」)策定後、5年たったので計画の達成度などを点検することが目的です。
 
 豊川水系フルプランについては、2010年6月30日、名古屋地方裁判所における「設楽ダム公金支出差止請求事件」の判決のなかでも、「豊川水系フルプランの基礎となった愛知県受給想定調査の水道用水及び工業用水の需要想定には、平成27年度における実際の需要量がその需要想定値に達しない可能性が相当高いという問題があることは確かである」と過大な水需要を見込んでいることを認められています。

 また、農業用水についても、設楽ダムで新たに0.3㎥/s開発するという計画ですが、新規に開発する水の量を決める際に使われる「既開発水量」という概念がそもそもおかしく、実態を反映していない問題など抱えています。
 
 この過大な水需要を、実績もしっかりと踏まえて、科学的、客観的に分析し、見直すのかが問われています。

 豊川部会の委員の皆さんには、国土交通省から出された資料を鵜呑みにするのではなく、根拠も含めてしっかりと分析し、結論を出していただきたいです。

 国土交通省事務方が出した資料では、今回の部会について、「中間時点の点検においては、豊川水系の水需給計画とともに、現在フルプランに計上されているそれぞれの事業の進捗状況の点検等を行うが、それら個別事業(設楽ダムなどのこと―もとむら)の必要性そのものについて議論する場ではない。

 したがって、中間時点の点検の結果によって、掲上されている個別事業の必要性が担保されるあるいは否定されるものではない。

 なお、現在実施されているダム事業の見直しの中で、個別事業の必要性が判断されれば、それに従って、必要に応じてフルプランの変更を行うこととなる。」と書いてあります。  
 
 このことに関して、ひとりの委員の先生が、“本来は、水の需給状況のなかで個別事業の必要性について、この部会で議論しなければいけないのではないか”といわれました。

 豊川部会の委員の先生方には、設楽ダムの再検証を行っている「設楽ダム建設事業の関係地方公共団体からなる検討の場」では、推進派ばかりで議論し、過大な水需要見込みはいっさい見直さないことが決められてしまっているということをぜひ知っておいていただきたいです(2011年2月15日、「第二回設楽ダム建設事業の関係地方公共団体からなる検討の場」)。

 愛知県が、“必要だ”と言った水の量は、ほとんどノーチェックで確保するというのです。
 公的な統計データが用いられているからいいんだ、とか、裁判で実績と需要見込みが乖離していることが指摘されているのに、「実績データを元に一般的な統計学手法である回帰式等が用いられていることを確認」したのだからいいんだ、といっています。

 なぜ、あと4年後(当時)の2015年に急激に水需要が増えるのか、そんなことは誰も聞かない、検証もされない「検証の場」という名前の会議です。

 「検討の場」をあてにすることはできないということを豊川部会の委員の先生方には、よく知っておいていただきたいです。

 また、豊川用水二期事業のうち大規模地震対策が31%と遅れていること、豊川総合用水事業(大原調整池、万場調整池、芦ヶ池調整池、蒲郡調整池、大島ダム、寒狭川頭首工)が完成したので、渇水発生状況が改善してきたことも国土交通省事務方からのお話がありました。

 今回の豊川部会のなかでは、流況改善の問題で、大野頭首工下流の瀬切れの問題が指摘されていましたが、設楽ダムをつくって改善しようという計画はやめるべきです。

 設楽ダムで寒狭川側の自然を壊して流水を止めて、宇連川側の「流況改善」なんて偽善ではないでしょうか?

 設楽ダムは、流水の正常な機能の維持流量が6000万トン(有効貯水容量の65%、利水容量<堆砂容量と洪水調節容量を差し引いたもの>の82.2%)と日本のなかでも異常なダム計画になっています。そこのところもしっかりと議論していただきたいです。

 今後、数回、この部会を開いて、中間的な点検の結論を得ることになるそうです。

 いずれにしても、科学的、客観的に水需要の実態、見通しが検討されるのか、監視を続けていかなければならないし、意見をどんどん言っていかなければいけないと痛感しました。

※「国土審議会水資源開発分科会豊川部会」

 豊川水系の基本計画について調査審議し、その結果を水資源開発分科会に報告するために設置されたものです。これまでは、第1回(2002年11月8日)、第2回(2005年12月8日)、第3回(2006年1月19日)、第4回(2008年3月6日)と開催され、今回は4年ぶりの開会です。
 
 くわしくは、国土交通省のホームページをご覧下さい→国土審議会水資源開発分科会豊川部会 

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