もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
くらし守る

【12・01・06】無料宿泊施設「船見寮」(港区)で聞き取り調査/名古屋市中央卸売市場南部市場へ/名古屋市の保育の面積基準についてのレクチャー

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無料宿泊施設「船見寮」(港区)で聞き取り調査

 
 1月6日、名古屋市の無料宿泊施設「船見寮」(港区)を訪れ、利用状況などの聞き取りを行いました。
 日本共産党の河江明美衆院東海ブロック比例予定候補、八田ひろ子元参院議員は1月6日、田口一登名古屋市議、山口清明名古屋市議、さはしあこ名古屋市議と一緒です。

 深刻化する不況を背景に、派遣切りや「ホームレス」支援の実状を把握するために行いました。

 「船見寮」は、住居がなく所持金が2万5000円未満(自己申告)の男性を対象に、市が年末年始(今年は昨年12月29日から1月7日朝まで)の間だけ臨時的に開設しているものです。

 入所期間中は1日3回(ごはんは温かいそうです)の食事や入浴ができるほか健康診断も実施。利用者が生活保護などの通年の支援施策を受けられるよう区役所との橋渡しを行っています。

 利用者数は2008年のリーマンショック直後(396人)を除き、減少傾向にあり、今年は153人(平均年齢50歳代半ば。20代、30代の方もみえました)が入所しました。

 応対した小杉政巳主幹は「派遣切りなどで住居を失った人が20~30人います。また、精神や知的障がいをもつ人が多いのも特徴です。退所後にアパートに入居することができても、滞納などのトラブルを起こして再び『ホームレス』に戻ってしまうケースもあります。早期療育など子どもの時期から必要な支援が受けられるよう児童福祉の強化が必要だと思う」と語りました。

 河江衆院比例予定候補は、職員の皆さんをねぎらうとともに、「派遣切りなどで『ホームレス』が増える恐れがあります。憲法25条に明記された、誰もが人間らしい生活をすごせるよう、働くルールの確立や雇用の確保、生活保護にとどまらない社会福祉制度の充実に向け全力を尽くします」と述べました。

 
 居室・・・今回は、6人部屋で対応したそうです。

 
 「船見寮」の外観

 
 はなれにあるお風呂。年末年始は、お風呂に入って温まって、ほっとしていただきたいです。

名古屋圏の食肉の拠点・名古屋市中央卸売市場南部市場へ

 
 名古屋圏の食肉の拠点・名古屋市中央卸売市場南部市場(港区)へ さはしあこ名古屋市議、市議団事務局の浜田さんと一緒に訪問させていただき、現状をお伺いしました。
 平松義晴場長、管理課長が現場も案内してくださいました。

 名古屋市中央卸売市場南部市場では、牛は毎日100頭、豚は毎日1000頭をと畜解体しています。お肉の格付けや曜日によってせりも行っています。民間会社による部分肉加工も行われていました。

 冷却室にはいった牛の枝肉を見さしていただきましたが、そこには、「愛知」「長野」などの文字が書かれていました。九州からもくるそうです。
 南部市場で加工されたお肉(部位ごとにわける加工)は、名古屋はじめ県内、県外にも流通しているとのことでした。

 牛の全頭にたいして、BSE検査と放射線量検査を行っているそうです。

 内臓は、トレーサビリティの対象外ですが、南部市場では、1頭ごとに内臓をわけ、肉の部分で問題があれば、追跡ができるようになっているそうです。

 放射線量を検査する機器は、サーベイメータが2台あり、枝肉を50ベクレル(おそらくセシウム)を検出限界で検査しているそうです。250ベクレル以上のものは、精密検査にまわすという体制だそうですが、いまだに50ベクレルを超えるお肉は出ていないとのことでした。検査機器にたいする国からの補助はなく、名古屋市が、一部を補助しているとのことでした。

 牛や豚が、生きている状態から枝肉になっていく過程をみさせていただきました。

 私たちは、命をいただいて生きているのです。

名古屋市の保育の面積基準についてのレクチャー

 
 名古屋市役所に移動し、渡邉佐知子子育て家庭部保育企画室長から保育所の乳児にかかる居室面積基準に関するお話をお伺いしました。

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