もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
くらし守る

【12・01・05】名水労さんの新年旗開き―岩手県自治労連委員長の佐藤一則さんの講演「大震災に負けない。希望をもって一歩ずつ。地域の再生・復興へ、地域住民と共に歩む自治体労働者に」

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 1月5日、今年最初の常任委員会で情勢や活動方針などを議論しました(常任委員会のことはあまりこのホームページには書いていませんが、よっぽどでない限りほぼ毎週参加しています)。

 夕方には、名水労さんの新年旗開きに参加させていただき、ごあいさつをさせていただきました。わしの恵子名古屋市議、田口かずと名古屋市議、さはしあこ名古屋市議、黒田二郎衆院愛知2区予定候補(元名古屋市議)、江上ひろゆき前名古屋市議も参加しました。

 渡辺泰委員長の中央執行委員長の名水労の仲間とともに歩むというお話にも涙が出そうになりました。
 そして、なんといっても岩手県からわざわざ愛知に来てくださった佐藤一則岩手県自治労連執行委員長のお話(「大震災に負けない。希望をもって一歩ずつ。地域の再生・復興へ、地域住民と共に歩む自治体労働者に」)は、自治体労働者の仲間の多くを失った悲しみと被災地のリアルな現状がよくわかり、3・11を契機にして、福祉国家に地方から変えていくという決意がよくわかるお話でした。

 岩手県では、震災によって、自治体で働く職員の方が、正規の方で116名、非正規の方で54名死亡あるいは行方不明だそうです。
 そのなかでも陸前高田市は、職員293名のうち正規で68名の方、非正規の方45名が死亡あるいは行方不明とのことです。

 3月11日は、ちょうど市税申告の時期と重なり、職員の方は最後まで避難誘導して亡くなられました。

 陸前高田市では、保健師の方で生き延びた方は、たった1人だったそうです。保健師の皆さんは、お一人暮らしの方など把握しています。その方々を助けようと向かい、津波にのまれてしまったそうです。土木職の職員の方も多く亡くなられました。
 大槌町では庁舎は壊滅、陸前高田市は庁舎使用不能、野田村・山田町・釜石市・宮古市は一部浸水しました。データーも書類も資料も住民基本台帳もなくなってしまった・・・。
 
 職員の数は、2010年4月1日現在、集中改革プランによって、被災12自治体で531人減(16.7%減)という人減らし。
 大槌町長は、「震災復旧に当たって、人員削減が大きな障害になった」と発言しています。
 職員の皆さんは、家族を失い、住まいが流されても自分のことはさておき、不眠不休でがんばられました。
 陸前高田市では、県内外から中長期派遣は陸前高田市に60人、大槌町に38人の支援などがあるが、職員が減った分も補えていないので、休みなしの状態が続き、超過勤務250時間を越えている実態(過労死ラインを大幅に超えている)。自治体幹部が相次ぎ退職したところもあるそうです。

 被災12自治体で2496平方km、県南の陸前高田市から県北の洋野まで4回乗換えで325分(実質約8時間)。災害の把握に始まり、集落の孤立、救援物資が届かないなどなど問題が噴出。(合併した)旧町村のところは、全く置き去りにならざるを得なかった実態。1週間以上職員が来ない地区も。ある合併を選択しなかった総務課長は「合併しなくて本当によかった」と言われたそうです。

 陸前高田市・被災地でみんなによく知られている支援団体は、自治労連、日本共産党、立正佼成会だったそうです。日本共産党は被災者の皆さんに信頼を寄せていただき、陸前高田市では、2位、3位、4位当選という結果にもなりました。

 岩手県は、全国唯一民主党籍をもち、小沢一郎さんを師と仰ぐ達増岩手県知事は、「おそい、にぶい、心がない」との県民から多くの声があり、現地にもあまり顔を出さず、一泊だけ仮説に泊まって「自宅に帰ったようでほっとした」とのパフォーマンスに県民の怒りが集中したそうです。

 また、民主党の小沢一郎衆院議員は、今年の1月3日にやっと被災地の現場を初めて訪問したそうです。この事実を知って本当に驚きました。もう10ヵ月も経っています。とりわけ岩手県の皆さんから選出されている国会議員ならなおさら震災後、真っ先に地元の被災地にいって、国に必要な手立てをとらせるのが当たり前です。

 岩手県の復興予算は、8年間で8兆円。そのなかには、1兆円もかかる三陸縦貫道の計画もあるそうです。優先すべきは、お年寄りが病院に通う道路、高校生が通う道路ではないか・・・。高い防潮堤でも被害を防げなかった。ハード中心にならないようにチェックしていく必要があるともお話されました。

 被災地の皆さんは悲しみのなかで必死にがんばっている様子がよくわかりました。長期に支援できるよう私たちも努力していきたいと思います。

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