7月9日、広汎性発達障がいや学習障がいの子どもさんを育てるお母さんたちと懇談しました。
日本共産党の岡田ゆき子名古屋市会議員、党愛知県委員会子ども教育委員会の高橋真生子事務局長も一緒です。
懇談ではお母さんたちから「知的障がいがなく十分理解できる教科がある一方で、ほとんど理解できない教科があるため、障がいが理解されにくく怠けていると思われてしまう」、「スケジュールや時間割の変更を受け入れるのに時間がかかるため、通常のスケジュールとは違う運動会や学芸会が苦手になってしまう」、「人の声も雑音も同じ音量のレベルで聞こえるため、先生の指示が聞き取りにくい」など、名古屋市では全国平均よりもとりわけ支援が遅れているために、子どもたちが学校で十分学べず、理解されずに学校にいかない選択をする子どもさんも出ている実態が語られました。
また、「学校の体制が不十分なので、個別対応してくれる塾に通わせたいが、経済的な理由で行かせることができない。高学年になればなるほど深刻になってしまう…。どうすればいいの」と涙で語るお母さんもいました。
今年度から名古屋市内16校(各区ほぼ1校のみ)に配置された発達障がい対応支援員について「派遣で安く雇うやり方は不安定すぎる。直接雇用にしてほしい」、「広汎性発達障がい、学習障がいを抱えた子どもは一人ひとり困っているところが違う。せめてすべての学校に複数配置して丁寧な支援ができるようにしてほしい」と要望が出されました。
子どもたちは、たくさんの可能性を持っています。しかし、国や自治体が予算をつけず、制度が不十分なために子どもたちの成長が阻害されているとすれば、ものすごく悲しいことです。
私たちは、「発達障害の子どもさんをもつ父母の皆さんが実態を知らせ、声をあげることは教育条件の充実の大きな力になります。一人ひとりの子どもたちの成長が保障される教育を実現するために力を合わせましょう」とお話しました。
お母さんたちは「会」を立ち上げ、現状を改善するための署名を集めようと話し合っています。本当に心強いです。
私も子どもたちの成長をしっかりと保障し、子どもたちの可能性が全面的に花開く教育条件を充実していくために全力でがんばります!