6月28日、名古屋市鶴舞中央図書館の2階で行われている小学校~高校までの教科書展示会に行ってきました。
八田ひろ子元参院議員、かわえ明美さんも一緒です。
とりわけ問題になっているのは、自由社と育鵬社の教科書です。
自由社や育鵬社の中学の歴史教科書には、戦争を肯定するような記述がありました。また、日本がおこした戦争の都合の悪い部分(加害の歴史)などは、知らせないようにしているなど問題が多いと感じました。
過去の歴史の真実をしっかりと学ばなければ、また同じ過ちを繰り返すことになるでしょう。自由社や育鵬社の教科書は、子どもたちが、国際社会のなかで生きていくうえで、人類の進歩と発展に貢献するうえで、障がいになる教科書だと思いました。
育鵬社の中学公民の教科書には、原子力発電が「エネルギー需要をまかなうものとして期待されています」と書かれていました。
しかし、福島第一原発の事故でも明らかなように、とても期待できる発電方法ではありませんし、発電したあとの使用済み核燃料の安全な処理方法も人類はいまだにもっていません。
また、「ウランをくり返し利用できる利点があります」とも書かれていますが、核燃料サイクルの実験は、失敗し続けており、膨大な費用を浪費し、リスクもかなり大きいものです。
不正確で原発の本当の危険性を知らせない教科書は、21世紀に生きる、持続可能な社会をつくる子どもたちの教育にはふさわしくありません。今後も絶対に採用してほしくないです。