5月20日も朝食係で、お味噌汁をつくり、ご飯と一緒に食べました。
お昼用に各自おにぎりを握って、出発。
名取市で地震で住めなくなったアパートの運び出し片付け作業
5月20日は、3つの班に分かれて活動をしました。
(1)亘理町でのイチゴ畑のヘドロかき出し作業
(2)山元町の仮設住宅への「救援物資お届け隊」→亘理町でのイチゴ畑に合流
(3)名取市での地震で住めなくなったアパートの運び出し片付け作業→亘理町でのイチゴ畑に合流
私は、第三班に参加しました。
大沼宗彦名取市議と仙南地区委員会で合流し、名取市の現地に向かいました。
地震で大きくひび割れたアパートがあり、その一室の方から依頼があったそうです。
その依頼された被災者の方は、もともとは、名取市のボランティアセンターにお願いしていたそうですが、なかなか来てくれるめどがたたず、近所の方から「日本共産党にお願いしたらすぐにきてくれたよ」というお話を聞き、大沼市議に依頼をされたそうです。
お部屋から荷物を運び出し、必要なものと不必要なものと仕分けをしました。5人のチームでいきましたので、午前中で終えることができました。
「本当に助かりました。ありがとうございました」と喜んでいただけてうれしかったです。
移動中に、大沼市議から名取市の避難所で暮らしている方は、900名くらいで、現在、仮設に入っている方は200名程度。まもなく仮設住宅が930軒できるが、あと200軒くらい足りない状況とのお話をお伺いしました。
そして、とてもショックをうけたのは、ボウリング場がご遺体安置所になっていたことです。レーンのうえにご遺体が安置されているそうです。
ちゃんとした場所で安置していただきたいと心から思いました。
被災者の皆さんは、義援金も入っていないので生活も大変で、被災者の皆さんから求められている支援物資は、米、野菜、調味料、化粧品、生理用品、夏物衣料、Tシャツなど、というお話をお伺いしました。愛知からもたくさん送らなければなりません。
亘理町のイチゴ畑のヘドロかき出し作業
亘理町に移動し、昼食のおにぎりを食べ、イチゴ畑での作業している皆さんと合流しました。現地には、まりこ幸則亘理町議もいらっしゃいました。
高速を走らせ、寝ないでイチゴ畑にやってきた山口春美碧南市議夫婦、下島良一碧南市議、わしみ宗重高浜市議もがんばって活動していました。
午後からは、第2班、第3班も合流し、どんどんボランティアの数が増えていき、農家の皆さんも第1班の皆さんも元気が出たとのこと。
やっぱりボランティアの数は必要。人数が多く、作業も進めば、農家の方の希望がひらけます。支援の人数が多いと応援してくれる人がたくさんいると分かり、それが農家の方の希望につながると思います。
1軒の農家の畑がきれいになれば、近所の方の希望にもなり、自分のところもやってみようという気になるとのこと。
実際に、「うちもやってほしい」とご近所の方から話も出ているそうです。
どんどん希望の光がひろがっていくことを願ってやみません。
休憩中、農家の方が、津波は、第一波、第二波、第三波、ここまで水が来たんだと教えてくださいました。
そんな中でもがんばってもう一度イチゴを実らせたいという農家の皆さんを、ボランティアに参加したみんなもぜひとも応援したい、今度また支援にきて、そしてイチゴ狩りにまた来たいと言っていました。
イチゴ畑の事務所は、まだ写真のような状況でした。
イチゴ畑のヘドロのかき出しは、体力が本当に必要です。皆さん筋肉痛になります。
腰を落としてスコップでヘドロをすくい、ザルにあげ、たまったヘドロをトラクターに入れて運び出します。マスクをしていると本当に息苦しくなります。マスクをとりたくなりました。
ふと原発作業員の方のことを思いました。原発作業員の方は、もっと暑くて大変なことでしょう・・・。
「原発なんていらねえ」―汚染が迫っている宮城県南部でも切実です。