5月5日、子どもの日。
名古屋市港区になる藤前干潟の生きものまつりに八田ひろ子さんと行きました。干潟観察会に参加。干潟に裸足で入り、子どもたちと一緒に干潟にすむ生物を観察しました。
藤前干潟は、2002年11月18日、ラムサール条約の登録地として登録されました。
渡り鳥の中継地としても国際的にも重要で、そこに生息・生育している生物を保全しよう!となったのです。
そこに至までには平坦な道のりばかりではありませんでした。
一度は、ごみの増大が深刻な問題となるなか、新処分場として、藤前干潟を埋め立てる計画が浮上しました。
しかし、“藤前干潟を守ってほしい”と市民の皆さんは、さまざまな方々が大きく運動を広げました。
そして、名古屋市議会では、日本共産党の名古屋市会議員団は、ごみ減量対策を立案し、「ごみの分別収集を行えば干潟は残せる」と提案してがんばりました。
国会でも八田ひろ子参議院議員(当時)、何度も藤前干潟保全を取り上げ、がんばりました。
私は、新日本婦人の会愛知県本部で勤めているとき、皆さんと一緒に署名をたくさん集めました。そして、八田さんの国会秘書になり、愛知の環境の問題にこだわった活動ができて本当にうれしかったです。
みんなで力をあわせて藤前干潟を守ることができて本当によかったです。
みんなで力を合わせれば政治を変えられると教えてもらったのも藤前干潟の運動です。
藤前干潟のまわりは、工業地帯。
奇跡的に残された貴重な干潟です。
こうした干潟があり、たくさんの生物がいて、私たちの命も守られています。
生きものまつりで辻淳夫さんにもお会いしましたが、さまざまな皆さんのがんばりで残すことができた藤前干潟。
自然を壊してしまう私たちの生活のあり方も真剣に考えていかなければないとつくづくと思います。