11月26日、日本共産党あま市会議員団と一緒に、JA海部東の役員の皆さんと米価暴落問題、TPP参加問題で、和やかに懇談をしました。
常勤役員の3氏及び担当部長の4氏に対応していただきました。
懇談では、JA海部東の皆さんが担当している日光川東側での米の作柄は「例年なら90数%が1等米なのに、今年はほとんどない。2等米ばかりで、くず米も多くでた」と、異常なほどの高値で米作農家の収入が減ったお話や、高温の影響で「米が白く濁っている粒が多いが、味には関係がない」事も教えていただきました。
米価の暴落を招いた原因は、(1)昨年米が少し余り、価格が下がったとき、政府による適切な政策がなかった。(2)所得補償があるため、業者の買いたたきがあったのではないかと思う、と述べられました。
日本共産党市議団は、あま市12月議会に「米価の大暴落に歯止めをかけるための意見書」を提出していることを説明しました。
TPPへの参加問題では、参加すれば食料自給率が14%に下がる。米だけではなく、野菜は、外国から「飛行機に夕方積めば、次の朝には名古屋市場に着く」ので、農家に大きな影響が出ることが話されました。伊藤組合長さんからは、中国への視察の経験から「あんな広大な農地で作られては、太刀打ちできない」と、国情の違いも出されました。
JA海部東の皆さんから「農地の果たす役割=景観、保水、生物の多様性の維持などの、多面的な役割を重視」した農業政策の重要性がかたられました。
最後に、JA海部東の皆さんから12月議会に提出されている「TPP交渉参加反対に関する緊急要請」に協力してくださいと要請があり、「日本共産党はTPP参加反対です」とお答えし、有意義な懇談を終わりました。
議員団の懇談申し入れを気軽に受けていただいた、JA海部東さんに感謝を申し上げます。
(日本共産党あま市委員会編集「こんにちは」より)