11月15日、設楽ダム工事事務所に八田ひろ子元参院議員と一緒にいき、設楽ダム関連事業の契約問題や地すべりの問題、設楽ダムの再検証作業など聞き取りを行いました。
また、山梨大の宮崎淳一教授のDNA鑑定の結果、愛知県、静岡県の山間地のナガレホトケドジョウは新種か!?と報道された(2010年11月9日付「中日新聞」)問題も聞き取りを行いました。
再検証作業のうちは、「生活再建工事」という段階の次の段階に入らないといいながら、着々と付替道路の測量、用地調査、予備設計などが行われています。
ダムができたときにどういう景観になるか、美しく見えるような景観検討業務も契約しています。
設楽ダムができることを前提にした契約であり、本当におかしいと思います。
付替道路にかかわって、いくつ橋とトンネルができるか、その橋とトンネルの事業費はいくらか、以前に設楽ダム工事事務所に聞いたときは、橋が28ヵ所、トンネルが6ヵ所で390億円と言われました。
しかし、今回は、国道、県道の付替道路で橋が22ヵ所でトンネルが7ヵ所と言われました。
町道や林道を含めるとどうなるのか、なぜ以前と橋とトンネルの数が変わったのかを問いましたが、後日の回答ということになりました。
また、2009年度も2010年度も設楽ダムサイト地下水位観測を入札、契約しているので、もし仮にダムができ、湛水した場合に地すべりがおきる危険性がある箇所のマップをお願いしました。
設楽ダム工事事務所の回答は「調査はしているが、お示しできない」とのことでした。住民の皆さんに公開し、工事事務所がとる対策などを説明することが最低限必要なのではないでしょうか。
ナガレホトケドジョウの保護については、宮崎淳一先生に聞きながらやっていくとの回答がありました。
その他、工事事務所が行ったアユの調査結果の資料についてお聞きしました。
また、設楽ダムの再検証に関しては、工事事務所では事業費の点検など行っていることも明らかになりました。
愛知県の住民の皆さんに知らされずにどんどんと設楽ダムにまつわる事業が進んでいることは本当に許しがたいことです。
政治主導でストップさせるべきです。
付替道路の測量、用地調査、予備設計などは着々と行われていますが、工事はほとんど行われていません。設楽ダムを早くやめれば傷も浅くすみます。
※設楽ダム工事事務所資料