11月14日、名古屋市中区の伊勢山後援会の皆さんと設楽ダム建設予定地見学ツアーに出かけました。
ちょうど紅葉の季節で、往復の道沿いの紅葉がとてもきれいでした。
まず最初に伺ったのは、ゆたか福祉会の設楽福祉村きらりんとーぷに住むOさんのところです。Oさんは、ツアーに参加されたKさんのお友達です。Oさんの元気そうなお顔をみてうれしくなりました。
障がい者「自立支援」法がはじまってから施設の職員の数が減っているそうです。経営も本当に大変だと思います。
ムダで環境破壊の設楽ダムより、障がい者の皆さんの人権を保障するために、職員の皆さんの待遇改善のために、施設の運営が成り立つように予算を使うべきだと痛感しました。
Oさん、快く受け入れてくださって本当にありがとうございました。
お昼ごはんは、アグリステーションなぐらの「お母さんの店」で五平餅(えごま風味とピーナッツ風味の二種)とうどんを食べました。いつ食べてもおいしいです。
昼食後、水没する地域や、工事用道路の拡幅箇所、立木トラスト運動の地点、水没する温泉宿など説明しながら、ダムサイト建設予定地に到着しました。
豊川上流(寒狭川)の水は、本当に透きとおってきれいでした。
「百聞は一見にしかず」と皆さんが口々に言われました。
携帯のカメラしかなかったため、美しい川の姿を十分お伝えできないのが残念です。
この美しい景色には、いつも心をあらわれています。
名古屋市中区という街に住む皆さんには、とりわけその貴重さが理解していただけるような気がします。
帰り道、長久手町のファミリーレストランでコーヒーを飲みながら感想を出し合いました。
「支部会議のときに第2回中央委員会決定を議論して、なにかやりたいね、ということでこの企画が決まりました。川の音を聞くだけでもとても気持ちがよかった。」
「設楽ダムのことはよくわからずに来たけれど、あんなきれいなところを破壊するなんて・・・。きてよかったわ。」
「自然を壊して、人工的に自然をつくるなんておかしい。世の中ちっとも変わらないとめげないで、変えていかなくちゃ。理不尽さを実感しました。沖縄の辺野古にもいった。新潟では原発を止める運動をやって、運動をつぶすためにいろいろあったが、勝利した。あのくらいの運動をしなくちゃ。勝てる希望はある、と燃えてきました。」
「設楽ダムは反対だったが、やはり遠い問題で実感がわかなかった。でも百聞は一見にしかず。今日は現地をみせてもらって、がんばらないといけないと思いました。立木トラスト運動などもあるし、藤前干潟を守ったときのように署名運動などやらなくちゃ。運動をどう広げるかがカギ」
「今日のツアーは新鮮でした。今後、自分たちがどうするかが問われていると思った」
「いろんな意味でよかった。伊勢山後援会では、藤前干潟も以前みにいった。それ以来の見学ツアー。藤前干潟は守ることができた。設楽ダム中止もうまくいくよ(笑)。」
「水の美しさに感銘をうけた。もとむらさんのホームページに設楽ダム建設予定地の写真があって、それに感銘をうけて、ぜひ行きたいと思った。ここを壊すつもりかとあらためて怒りを感じました。」
「きてよかった。意味がないダムをつくることは、地球温暖化にもつながること。現地にこれて本当によかった。」
皆さんに思いが伝わってとてもうれしかったです。
伊勢山後援会の皆さん、本当にありがとうございました。