もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
くらし守る

【10・11・13】愛知県弁護士会西三河支部主催「個人の尊厳が必要とされる現場から」―「法の日」記念行事に参加 樋口陽一東北大学名誉教授の講演

カテゴリー:

 11月13日、愛知県弁護士会西三河支部の皆さんが主催された―「個人の尊厳が必要とされる現場から」という2010「法の日」記念行事に参加させていただきました。
 「今、再び『日本国憲法』をよみなおす」と題する樋口陽一東北大名誉教授の講演や「西三河から身の回りの人権問題を考えよう」と題するパネルディスカッションがありました。
 日本を代表する憲法学者である樋口先生は、日ごろは、講演をお受けにならないそうです。しかし、愛知県弁護士会西三河支部の皆さんのお手紙から伝わる熱意で講演を引き受けてくださったそうです。貴重な時間を過ごさせていただきました。
 記念行事の案内をして下さった優しい方に感謝です。

 樋口先生が紹介してくださった言葉やお考えで印象に残ったものを記しておきたいと思います。あくまで私が聞いた範囲のものなので、先生がおっしゃった趣旨とちがっていたら申し訳ありません。

○“新しい道を歩いて行く人の背後には、必ず反動者の群がいて隙を窺っている。”(森鴎外氏)

○“知識階級が、孤立した一握りの知識人を抑圧する側にまわっていた。それを繰り返してはならない。”(加藤周一氏)

○“東京裁判は戦勝者の裁きではあるが、我々はつかまなければいけない。天皇主権国家であったが、国民に全く責任がなかったのか。武者小路実篤氏は、われわれはだまされていた、と言ったが、だまされた方に重大な問題はなかったのか。自立して自分の頭で考えるということ。伊丹万作氏は、だまされるほど批判力を失い、思考力を失い、信念を失い、家畜的な盲従に自己をゆだねる、そういうことが悪の本体なのである。「だまされていた」といって平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう。いや、現在でもすでに別のうそによってだまされ始めているにちがいない、といった。自分たちの頭で見極めなければいけない。情報が多い今だからこそ自分で仕分けをしなければ。”

○“人間の尊厳とは、犯してはならない最重要の価値”

○“日本国憲法のなかで1つだけ一番大事な条文を上げよといわれれば、憲法第13条を私はあげる。13条には、すべて国民は、個人として尊重される、と記されている。”

○“人間の尊厳を踏みにじるのは戦争。人間の尊厳のために武器をとることもあった。アメリカの独立革命、フランス革命、レジスタンス。加藤周一氏は、武器をとったことへの非人道性についても鋭く目を向けた(人間の尊厳のために武器をとったが、そのなかでも非人道的な事実があったこと)。”

○“(憲法9条について)もっと胸をはって、日本社会のプライドとしていいはず。”

○“もっとヒューマンな社会をつくる。モデルになるというプライドを取りもどす。”

 樋口先生のお話を聞くなかで、読みたい本がどんどん増えていきました。

 
 「西三河から身の回りの人権問題を考えよう」と題するパネルディスカッションでは、派遣労働者や在日外国人の皆さんの状況が報告されました。入管制度の問題点、外国人研修生・実習生の実態と支援、法改正、トヨタショックで派遣ぎりなどを目の当たりにした大家さんたちの変化、ヒューマンな可能性などお話がありました。

 西三河でおきている数々の人権侵害。人間の尊厳が守られるように変えていかなくては。

© 2010 - 2021 もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)