もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
レポート

【10・09・07】設楽ダム、木曽川水系連絡導水路の中止の運動をすすめる会議/9月19日の「設楽ダムの建設中止愛知県民会議(仮称)」に参加させていただきます

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 設楽ダム、木曽川水系連絡導水路を中止させるために今後どうしていくのか、という会議をひらきました。
 民主党政権は、ダム事業の見直しを行うため、国土交通省に「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」(以下、「有識者会議」)を設置し、治水対策案の立案手法、新たな評価軸及び総合的な評価の考え方等を検討するとしました。この「有識者会議」で決められた基準に基づいて設楽ダムも木曽川水系連絡導水路も検証されることとなります。
 ところが、今年7月16日に発表された「有識者会議」の「中間とりまとめ案」では、ダムを検証する検討主体が、ダム事業者である各地方整備局等や水資源機構、都道府県(設楽ダムの場合は、中部地方整備局。木曽川水系連絡導水路の場合は水資源機構)である問題などが明らかになりました。
 これまでダムを推進してきた地方整備局等や水資源機構、都道府県が、ダムの根拠となっている全データを改めて見直し、科学的、客観的な検証が本当にできるのか大変疑わしい内容です。
個別のダムについて、科学的、客観的な検証ができる住民参加型の開かれた第三者委員会で検証すべきです。

 これまでも和出徳一さん(元豊橋市議・県議)の時代から日本共産党愛知県議団や設楽町、下流域の自治体の地方議員団が設楽ダム建設を中止させるためにがんばってきました。
また、国会でも八田ひろ子参院議員(当時)が反対の立場からはじめて国会質問し、最近では2010年4月20日に市田忠義書記局長が、環境大臣にたいし環境を守る立場から設楽ダム建設中止を国土交通大臣に言うべきだと迫り、「市田委員のご指摘というようなことであれば、環境省としても、これは私としてももう一回検討させていただいて、そしてその後判断をさせていただきたい」との答弁を引き出しました。また、ネコギギの保全対策についても「検討したい」と答弁させました。

 民主党政権の態度が判然としないなか、設楽ダムや木曽川水系連絡導水路を中止させるために、国会議員団、地方議員団と連携をしながら、国会質問、省庁交渉、関係行政機関からのレクチャーなどのいっそう活動を強化し、反対の世論を大きくし、運動を大きくしていくためにがんばりたいと思います。

9月19日の「設楽ダムの建設中止愛知県民会議(仮称)」に参加させていただきます

 9月19日(日)ウインク愛知(名古屋駅前)で、「設楽ダムの建設中止愛知県民会議(仮称)~COP10開催地の姿勢を問う!~」が行われます。

 「設楽ダムの建設中止を求める会」、「設楽ダムの建設中止!名古屋の会」の共催です。

 私もこの愛知県民会議に参加させていただくことになりました。

 設楽ダムを中止させる世論を大きくするために幅広い皆さんと力を合わせたいと思います。

☆2010年9月19日(日)13:30~16:30
☆ウインクあいち1102会議室(名古屋市中村区名駅4丁目4-38)
☆集会修了後、名古屋駅から栄までパレード

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