障がい児・者の明日を輝きのあるものに「日本共産党障がい者懇談会」
5月15日、障がい者懇談会に参加しました。山口きよあき名古屋市議、岸野知子元県会議員も参加しました。
私は、障がいを持った方々の愛知県内で起こっている問題など報告をさせていただき、障がい者「自立支援」法を廃止し、早急に制度の谷間ないすべての障がい者を対象とした総合福祉法、「全面参加と平等」を実現するために、参議院選挙で勝たせていただき、国会で働かせてください、と皆さんにお願いしました。
愛知県障がい者後援会代表の野原信一さんは、「政権交代をして応益負担はなくなると思ったら、非課税世帯のみの適用で、その適用も補装具はいいけれども日常生活用具はダメという中途半端なものになっている。障がい者にとっても重い消費税増税も言われている。希望ある道を切り拓くためにも私たち自身ががんばっていきたい」と力強く語られました。
元愛知県聾学校教員で元全教障害児教育部副部長の竹沢清さんからは、「『特別支援教育』の流れの中で、『権利としての教育』を保障する」をテーマにした報告がありました。 盲・聾・養護学校別をなくして、特別支援学校にする流れがあるが、しっかりとした条件整備をしなければ、障がいを持った子どもたちに十分な教育、一人ひとりに寄り添った教育をすることはできないことを強調されました。
実際に、障がいを分けずに入れている山口県の特別支援学校では、1時間目は知的障がいの子どもたちの授業、2時間目は聴覚障がいの子どもたちの授業というようになっていて、その子にとって必要な専門性が確保されていない状況になっていることも報告されました。
愛知の養護学校を筆頭に今、全国的に養護学校は、マンモス化し、音楽室など特別教室をつぶして教室をつくっていることなど報告されました。
本来なら、養護学校を新たにつくることが必要なのに、盲学校や聾学校に少し空きがあるから、そこに入れてしまえという論理(安上がりにという論理)で動いていることへの懸念も語られました。
みんなの運動で、不就学をなくし、学校をつくらせ、高等部への希望者全員入学も勝ち取ってきた。運動によって「教育制度と内容」を創り出してきた誇りある歴史を確信にしながら、さらに前に進めていこうと呼びかけられました。
愛知県障害者(児)の生活と権利を守る連絡協議会の副会長の上田孝さんからは、「新法(総合福祉法)はどうなる?!」をテーマにした報告がありました。
障がい者「自立支援」法違憲訴訟における「基本合意書」が締結され、訴訟も終結へ向かった。
基本合意書では、「国は速やかに応益負担制度を廃止し、遅くとも平成25年8月までに、障害者自立支援法を廃止し新たな総合的な福祉法制を実施する。そこにおいては、障害者福祉施策の充実は、憲法等に基づく障害者の基本的人権の行使を支援するものであることを基本とする」と書かれている。
政権交代で変わるかもしれないと思ったが、2010年度予算の中では、300億円必要な応益負担の廃止は、107億円のみ予算がつけられて非課税世帯だけになった。
本当に障がい者施策は改善されるのか不安・懸念がある。
応益負担は継続し、自立支援医療・地域生活支援事業は従来どおりの負担、報酬単価の日割り単価も見直しがないなど問題点が多い。障がい者自立支援法の廃止は3年先といわれている。新法制定まで待てない!現行「自立支援」法の早急な改善をと強調されました。
きしの知子元県会議員からは、日本共産党の「障がいのある子どもたちの教育条件を改善するための緊急提案」のポイントについての報告がありました。
もっともっと皆さんのお話を聞きたかった!
多岐にわたる障がい者の皆さんの問題を絶対に国会でやるんだ、という思いを更に強くしました。
愛知県大学教職員・研究者日本共産党後援会「総会と講演」
名古屋駅前に移動し、愛知県大学教職員・研究者日本共産党後援会「総会と講演」に参加させていただきました。一條正雄さん(岐阜大学名誉教授)が「ハイネと私たち」をテーマに講演をされました。私は、約30分間のごあいさつをさせていただきました。
いつも大変お世話になっている鳥居達生名古屋大学名誉教授から、「感激して、涙が出そうだった」と言っていただき、こちらのほうが感激しました。いつもまじめにがんばる先生からそう言っていただいて、本当にうれしかったです。
瑞穂区津賀田後援会「懇談会」
瑞穂区に移動し、津賀田後援会「懇談会」に参加をさせていただきました。山口きよあき名古屋市議も参加。
参加者の皆さんと握手をしました。私が新日本婦人の会愛知県本部に勤務していたときに大変お世話になり、いつも親切にしていただいたMさんが「顔を見に来たのよ」と言って来てくださいました。昔と変わらず、にこやかに接していただき、とてもうれしかったです。
昭和区・瑞穂区業者後援会「つどい」
昭和区に移動し、愛知3区で大変お世話になってきた昭和区・瑞穂区業者後援会の皆さんの「つどい」に参加しました。さとう典生名古屋市議も参加。
「もう一企業の努力ではどうにもならない事態になっている。日本共産党を大きくして政治を変えなければならない」との昭和区業者後援会会長のお話に勇気をいただきました。愛知3区の時代から地域の中小企業の皆さんの現状を教えていただいてきましたが、もっともっと皆さんのお話や要望をお聞きしたかったです。
南区・熱田区・緑区・豊明市業者後援会「つどい」
南区に移動し、南区・熱田区・緑区・豊明市業者後援会「つどい」に参加しました。佐野たかふみ南区生活相談所長も参加。
愛知3区でお世話になった緑区の皆さんや、一緒に設楽ダム建設予定地に行った業者婦人後援会の方もいらっしゃいました。
「ぜひ当選して、中小企業の発展のためにがんばってほしい」、「設楽ダムの予定地に行ったが、本当にムダ遣い」、「精神障がいの問題はどう考えていますか。家族が入院などしているが、相談するところがないのです」、「業者の年金は、国民年金で低すぎる。最低保障年金を早くつくってほしい」、「老老介護になっている。安心して入れる施設をつくってほしい」、「中小業者の助け合いの自主共済制度が規制の対象になるようなことはやめてほしい」、「日本共産党はいいことやっているのに、名前で損をしているのではないか」、「家族、女性の働き分を認めない所得税法56条を廃止してほしい」、「もとむらさんをどうやって当選させるか、皆で考えて、今行動しています」などなど交流しました。
皆さんの切実な願いを早く国会に持っていきたいという思いは、日々強まるばかりです。