豊橋駅前で元気に早朝宣伝
5月10日は、豊橋駅での早朝宣伝からスタートしました。伊達いさお豊橋市議、梅村直子豊橋市議、斎藤ひろむさん、鈴木みさ子さん、稲生俊郎東三地区委員長、地域支部の皆さん、青年支部の皆さんが参加してくれました。「がんばってね」、「えっ、もとむらさん、本人?がんばってくださいね」などなど声もかけていただきました。たくさんの人で元気に宣伝ができました。
田原市で訪問・懇談・宣伝
田原市に移動し、河辺正男元田原市議、支部の皆さんと訪問・懇談・宣伝をさせていただきました。
フリースクールを運営されている方と懇談しました。
田原市では約100名、豊橋市では約600名の不登校・非登校の子どもたちがいることや、他の自治体の子どもさんを含めて80名がこちらのフリースクールに在籍していることなど教えていただきました。
何十年と引きこもりだった方の支援について、行政の委託事業は、3ヵ月という短い単位での委託で、その方に寄り添った本当の支援ということにならない問題点も指摘されました。
また、フリースクールは、社会的に必要な機能になっているのに、私財をなげうって施設をつくり、借金を抱えるような現状に大きな問題があると思いました。もっと公的な支援をしていかなければなりません。
あるお医者様のところでは、「沖縄に行ってきたが、沖縄に犠牲を押し付けている。日本共産党さんに本当にがんばってほしい」と応援をいただきました。
田原市内での宣伝では、まちの方が、「応援しているからね」と言ってくださったり、手を振ってくださったりして元気をいただきました。
渥美病院の院長との懇談
田原市内で病床を持つ唯一の医療機関である愛知厚生連の渥美病院の塚本純久院長と懇談をさせていただきました。
塚本院長は、「小さな医療機関でもやっていけるようにしてほしい。医師や看護師など人の確保と診療報酬引き上げなど是非やってほしい」と要望されました。
2010年診療報酬の改定では、若干のアップになるが、勤務医の労働条件をよくするところまでまわらないような額であることや、愛知厚生連のなかでも渥美病院よりも規模が小さな足助病院などは、逆に診療報酬が減ってしまう問題などが指摘されました。
そして、「栄養サポートチームや感染対策など専任体制を整えたら出すという手当では、人が確保しにくい中小の病院では兼務の体制しか取ることができないために収入アップにつながらない。診療報酬そのものをあげてほしい」と要望が出されました。
また、7対1の看護師配置基準を満たすと報酬は上がることになるが、看護師が足りないので、ベット数を減らして7対1の看護師の配置にする病院も出ており、ベット数が減ると、患者さんが入院できない事態が広がることにもなりかねない問題や、10対1の看護のままでは、看護師一人に負担がかかりすぎて辞めていってしまうという問題もあることが指摘されました。
医師や看護師など人の確保について強く要望されました。
渥美病院では、眼科の常勤の医師がいなくなり、診療を曜日で制限しなければならなくなったことや、精神科の医師もいなくなったために休診になっていることも教えていただきました。田原市内にはメンタルクリニックもなく、精神疾患の患者さんが豊橋などに通わなければならない問題も指摘されました。
郡部や僻地に医師が来ない問題があり、地域医療を守るシステムを国が構築しなければならないのではないかとの指摘もありました。
さらに、トヨタの期間従業員が多くいたときは、重症化してからよく来ていたが、今は、景気悪化で期間従業員の人数が減っているので、そういう受診も減ってきたことも教えていただきました。
田原市には現在、病児保育がなく、病児保育は、地域から要望が強くあります。
田原市と渥美病院とで、病児保育のできる保育所設置について話し合ったそうです。今でも病院の経営も大変ななかで、赤字が確実な病児保育ができる保育所を運営することは、病院としては難しく、運営費は田原市が出してほしいと要望したそうですが、田原市が難色を示したとのお話でした。土地は、渥美病院の敷地内で確保できるそうです。
病児保育を一つの病院に任せるというやり方は、行政としては無責任だと思います。渥美病院も協力してくれるという条件を活かし、公的な責任で病児保育ができる保育所をつくるべきです。
この田原市の病児保育の問題でも、国が保育所運営費国庫補助負担金をなくし、一般財源化したことが、ネックになっていることも痛感しました。
大変有意義な懇談となりました。お忙しいなか、本当にありがとうございました。