4月30日、小池勝則さんの過労死認定を認めた勝利判決(4月16日)を不服として、民主党政権が上告を決めました。
心臓機能障がい者だった小池さんは2000年11月、愛知県豊川市のマツヤデンキに障がい者枠で雇用されましたが、健常者と同じたち仕事が続き、残業も44時間を超え、就職から一カ月後に亡くなりました。
2005年10月に妻の友子さんが国に過労死認定基準の見直しを求め提訴。名古屋地裁では敗訴したものの、高裁では、「平均的労働者の基準でなく、被災者の症状を基準とすべき」として、地裁判決を取り消しました。
自公政権の時に、日本共産党小池晃参院議員が国会質問した当時、厚生労働大臣は、障がい者の労災認定基準を検討すると答弁していましたが、その自公政権の姿勢すら後退させたものです。
民主党政権は、障がいをもった方々が、安心して社会参加し、働くことができるためにも、上告を取り消し、早急に障がい者の労災認定基準を検討するべきです。