もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
くらし守る

【10・03・04】「地域職業訓練センター」廃止問題で雇用・能力開発機構愛知センターで聞き取り/県委員会の女性の皆さんと歓送迎昼食会/名古屋市保育料値上げ問題で集会&署名提出/かわえ明美さんと廃止の危機にある高浜市の「地域職業訓練センター」を調査/高浜市内で「まちかど演説会」

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「地域職業訓練センター」廃止問題で雇用・能力開発機構愛知センターで聞き取り

 
 3月4日午前中は、八田ひろ子元参院議員と一緒に、名古屋市内にある雇用・能力開発機構愛知センターを訪問し、廃止の危機にある「地域職業訓練センター」の問題を中心に聞き取り調査を行いました。
 戸嶋実統括所長、内田修一次長、木下善行総務課長に対応していただきました。
 
 「地域職業訓練センター」は、全国83ヵ所にあり、厚生労働省所管の独立行政法人雇用・能力開発機構が、全国に設置している施設です。愛知県内には、名古屋市西区(愛知)、一宮市、豊橋市、岡崎市、高浜市(衣浦)の5ヵ所にあります。
 「地域職業訓練センター」をめぐって厚労省は2009年3月、同年4~12月の利用が一定基準を満たすセンターは存続し、達成できない場合は廃止すると通知しました。その後、鳩山内閣がすすめる行政刷新会議の「事業仕分け」を経て、厚労省は2009年12月25日、全83施設を2010年度末で廃止し、希望する自治体に建物を譲渡すると方針を転換しました。
 雇用情勢が厳しいのになぜ廃止するのか。公的な責任で職業訓練を充実することこそ必要です。
 
 愛知センターの説明では、土地は機構のものではないが、建物は機構のもので「自治体にたいして建物を無償譲渡することができない」とのお話しでした。
 これでは、財政状況が厳しい自治体は譲り受けることができないことにもなりかねません。

 愛知県内で利用率が高いのは、一宮市と岡崎市にある「地域職業訓練センター」であること、雇用・能力開発機構から各「地域職業訓練センター」への予算は、施設の修繕などの予算のみであることなど説明されました。

県委員会の女性の皆さんと歓送迎昼食会

 お昼は、県委員会の女性部主催の歓送迎昼食会が行われました。せこゆき子元衆院議員、新谷由紀子元常任委員はじめ退任された方々、新たな任務につかれた方など女性ばかりが集まりにぎやかに交流しました。参加した一人ひとりが、歓送迎されるゲストの皆さんにお話をさせていただきました。

 私は、退任された先輩方にこれまで党をつくり、支えてくださったことに心からの感謝の気持ちを申し上げました。
 また、新たな任務につく若い方には、部署が違っても引き続き仲良くしてもらいたいこと、新しく県委員会に赴任された方には、長い間の地域での活動をいかして県委員会をさらに活性化させてほしい、とお願いしました。
 「女性が集まるとたのしいわ」など和気あいあいの昼食会となりました。

名古屋市保育料値上げ問題で集会&署名提出

 
 12時15分~は、名古屋市役所前で行われた「保育料値上げ反対、宣伝行動」に参加しました。愛知保育団体連絡協議会、愛知県小規模保育所連合会、保育をよくするネットワークなごやの皆さんが、河村たかし名古屋市長にたいして、16時以降の長時間保育にたいする保育料の値上げや、第3子以降(3歳未満児)無料化を廃止することはやめてほしい、と求めているものです。
 3月4日は市議会の代表質問の日です。
 この日も、「河村市長、みんなの声を聞いてください」、「お腹に3人目の子どもさんをみごもったお母さんは、第三子以降の無料化がなくなると聞いて、ショックを受けていました。こんな悲しませることをしないでください」など、お母さんやお父さん、保育士や支援者の皆さんが発言しました。
 その後、市長室長の部屋に行き、新たに集まった署名を提出しました。
 テレビ局の皆さんが取材にきていました。

 午後からは、日本共産党名古屋市議団のわしの恵子団長が質問に立ちました。保育料の値上げ反対の立場から質問し、父母の皆さんに直接河村市長が会って声をきくべきだ、と要求しました。市長は、父母の皆さんと直接会うと約束したとのことです。
 皆で力をあわせてなんとしても保育料の値上げはやめさせなければなりません。
 一方で、本丸御殿のための予算はつけ、大金もち・大企業減税を行う河村市長の来年度予算案。子どもたちのために予算を使って!の願いは切実です。

かわえ明美さんと廃止の危機にある高浜市の「地域職業訓練センター」を調査

 
 15:30~かわえ明美比例予定候補、八田ひろ子元参院議員と一緒に高浜市内にある「衣浦地域職業訓練センター」を訪問しました。
 江口伴弘所長が応対してくださいました。

 訪問したときには、ちょうど豊川市にある「愛知障害者職業能力開発校」から委託をうけた訓練を真剣な様子で皆さんが行っていました。定員は7名とのことで、あぶれた方もいるそうです。

 高浜市は古くから窯業が盛んで、三州瓦の産地です。現在、三州瓦は全国の瓦生産量日本一とのことです。その地場産業の技術を学ぶ愛知県瓦高等職業訓練校の座学とコンピュータの学習をこの「衣浦地域職業訓練センター」を使って行うとのことでした。
 
 この他にも左官組合さんの職業訓練もこのセンターで行われるそうです。
 
 また、定住外国人の皆さん向けの日本語、日本の雇用慣行やルールの学習、フォークリフトの訓練などを行う教育訓練も行って、75%の就職率を今年度も確保できたとのことでした。
 
 機械製図法などを学ぶAutoCAD(2次元)基礎コース(全8回)22000円、AutoCAD(2次元)応用コース(全8回)32000円、AutoCAD(3次元)基礎コース(全8回)39000円もあり、民間営利会社の講座と比べてもかなり格安とのことです。
 収入や貯蓄がない方にとっては、それでも重い負担に思えました。予算をつけて、もっと安くしなければなりません。

 「衣浦地域職業訓練センター」の利用人数は、今年度の見込みで約14000人です。
 運営費は、高浜市からの2600万円と委託費や利用料などの収入を合わせて年間4000万円程度の予算で運営しているそうです。

 来年度には、愛知県から委託をうけて離職者の職業訓練を行うそうです。

 「衣浦地域職業訓練センター」は、1989年に開設され、今年度で21年目です。開設当時から働いてみえる職員の方もみえました。
 大企業による大量非正規ぎりでたくさんの失業者があふれました。今度は、国の施策によって、「廃止」という紙切れ一枚で長年がんばってきた職員の方の首をきるつもりでしょうか?
 雇用情勢が悪化しているもとで、今、なぜ、公的な職業訓練の分野を拡充するのではなく、「廃止」しようとするのでしょうか。利用しやすいように受講料を安くすることなど公的な職業訓練の充実こそ必要なのではないでしょうか。
 地域的バランスを図るためにも高浜市に職業訓練センターを存続させるべきです。
 
 鳩山内閣は、考え直すべきです。

 
                                                                                  

高浜市内で「まちかど演説会」~かわえ明美比例予定候補、八田ひろ子元参院議員、高浜市議団~

 
 夕方には強い風がふく中、高浜市内のスーパー前で、かわえ明美比例予定候補、八田ひろ子元参院議員、水野金光高浜市議、内藤とし子高浜市議と、一緒に宣伝しました。

 井端清則高浜市議は、「衣浦地域職業訓練センター」の存続を求める質問の準備。私たちも3月18日に厚生労働大臣あてに要請を行う予定ですが、高浜市からも声をあげていただくためにもがんばってほしいです。

 宣伝では、車から手を振ってくださる方などみえました。学校帰りの学生さんも元気に手を振ってくださってうれしかったです。

 帰りに内藤とし子市議から、真四角の「鬼まんじゅう」をいただきました。高浜名物でしょうか?かわえさん、八田さん、赤旗記者さん、運転してくださったSさん、私で車のなかでおいしくいただきました。高浜の皆さん、ありがとうございました。

 

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