
超党派・人道外交議員連盟で、駐日パレスチナ常駐総代表部ワリード・アリ・シアム大使からお話を伺いました。
人道外交議連では、3次にわたって207人の衆参国会議員のパレスチナの国家承認を求める署名を政府に提出してきました(日本共産党の衆参全議員が署名)。
しかし、石破総理は、ニューヨーク現地時間23日(日本時間24日午前)、国連総会で、パレスチナの国家承認は「するか否か」ではなく「いつするか」の問題と訳のわからないことをスピーチして、結局、見送り続けています。すでに現時点で156カ国、国家承認し、遅すぎるくらいなのに、その罪深さがわからないのでしょうか。
ワリード・アリ・シアム大使は、イスラエルは、パレスチナ人、パレスチナ全体を殲滅しようとしており、イスラエルは、さらにその支配を他の中東諸国に拡大させようとしていることを告発しました。
今、歴史的瞬間なのに、日本は、なぜその仲間からわざわざ外れようとするのか。
国家承認は、パレスチナが消滅してしまってからでは遅いのだと強調しました。
また、国家承認は、改革を条件としてはならず、国家承認こそ改革を可能にすること、障がいは占領なのだと指摘しました。
国家承認は、平和の後の褒章であってはならないこと、国家承認こそ平和の基盤なのだと強調しました。
ガザから治療のために医療退避の必要性があってもイスラエルが妨害してガザから出られない患者さんが多くおり、妨害されている間に次々と命が奪われていること、その妨害をやめさせるための日本政府が行動することへの要望も出されました。
日本政府に命と人権を守る役割を果たさせるために、引き続き力を合わせていきたいと思います。