
台風15号によって突風・竜巻被害のあった静岡県牧之原市、吉田町に伺い、心からお見舞いを申し上げると同時に被災された方々にお話を伺いました。
藤野守元牧之原市議、大石いわお党吉田町議、杉田源太郎焼津市議に案内いただきました。
牧之原市では、全壊や半壊、一部損壊など1000軒以上の住宅被害がすでに確認されていますが、 8日10時くらいの聞き取りでは、約500人の方が罹災証明の申請にこられたそうです。
被災した障がいがある方々が通う事業所では、建物全面に被害があり、ガラスも割れていました。お話を伺うと車も6台被害にあったそうです。
今は、利用者の皆様の受け入れができないため、安否確認はじめ訪問活動、相談活動を行っています。
利用者さんが通えないことから、事業所の収入がなくなってしまう心配もありますし、修繕費の心配もあります。
そうした声を受けて、厚生労働省や静岡県に連絡をしました。
訪問活動などを行っている場合に報酬を認めること、修繕費についても基準はあるものの復旧費用でみることができる可能性があることなど聞き取り、ぜひ支援をするよう求めました。
厚生労働省や静岡県からの聞き取り内容は、事業所の方にお伝えしました。
被災された方々のお宅にも訪問し、状況を伺いました。
修繕にかかる費用などの心配の声もありました。
「一部損壊」と判定されると国の支援はありません。党国会議員団は繰り返し求めていますが、拡充すべきです。
停電の状況のところでも復旧しつつあり、ホッとされている状況もありましたが、そのあたりで一軒だけ電気がきていない状況を伺いました。中部電力に電話しようとしたところ、中部電力の関係者の方々が通りがかり、お願いしました。担当の方に伝えてくれるとのことでした。
中小・小規模事業者の皆様の甚大な被害もありました。
なんとか直接支援ができないか・・・災害救助法を適用していますし、静岡県が支援すると決めれば使えるはずの自治体連携型補助金(国の補助率:最大3/4)などを使えないだろうか・・・。被災された事業者さんからは、「復旧の費用もかかるし、最低賃金も上がるのでなんらか支援をもらえるとありがたい」との声がありました。
吉田町では、深刻に被災されているいちご農家さんを訪問しました。
就農してから3年目で被災してしまいました。
苗は全部廃棄、ハウスは解体して、改めて建て直しになるそうです。
建て直すとしても資材費の高騰などでより費用がかかるようになります。
やはり、なんらかの手厚い支援が必要です。
家が水浸しで住むことができないため、避難所の相談に役所に話したところ、対応してもらえなかったとの声を聞き、災害救助法ではホテルなどでも利用できること、暑い中、空調設備のあるところで避難生活ができるよう吉田町に対応を求めました。
国の住宅被害の支援は不十分ですし、一部損壊では修繕のための支援はありません。
被害を受けた中小・小規模規模事業所、農家などへの支援も全く不十分です。
国、県、市町と力を合わせて、きめ細かく支援できるよう取り組みを強めていきたいです。