もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
レポート

外国人支援団体の「BOND(バンド)~外国人労働者・難民と共に歩む会~」入管問題報告会に参加

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この間、外国人支援団体の「BOND(バンド)~外国人労働者・難民と共に歩む会~」の皆様の国会内での入管問題報告会に2回参加しました。
 報告会には超党派の野党議員が参加しました。
 
 1回目は、改定入管法の問題点、収容や改定で導入された監理措置についての議論がされました。出入国在留管理庁の収容施設での長期収容を解消するものとして導入されました。支援者や家族を「監理人」として置き、違反があれば本人と共に懲役や罰金が科されます。これまで運用されていた違反刑罰のない「仮放免」は、健康上や人道上の配慮が必要な場合のみ運用されています。監理人の引き受け手がいない方々が、ハンガーストライキせざるをえない状況になっていることが指摘されました。
 
 2回目は、難民認定や保護にかんする学習会でした。
 難民の方々を支援し、ウィシュマ・サンダマリさんのご遺族の代理人でもある駒井知会弁護士と指宿昭一弁護士からいっこうに改善しない難民認定の問題や保護を求めて日本に到着したにもかかわらず、空港で収容され、監理人の引き受け手がなく収容が長期化している問題が指摘されました。また、ウィシュマさん名古屋入管死亡事件やルカさん東京入管自死事件についてのお話があり、295時間分のウィシュマさんのビデオの全面開示を求め提訴する決意など語られました。
 
 つくろい東京ファンド・北関東医療相談会の大澤優真さんは、日本に逃れてきた難民の方々が妊婦の方を含めてホームレスになっている問題、なかなか保護されない問題など語られました。公的支援の強化がなければ、支援団体も立ち行かなくなり、命、人権を守ることができなくなる危機感が伝わってきました。
 
 命と尊厳の感覚が麻痺した入管行政を変えるために現場で大奮闘されておられる皆様から学び、国際人権基準に基づく対応がなされるように私も努力していきたいと思います。
 
 貴重なお話を本当にありがとうございました🙇🙇🙇
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