今、NHKでも、「袴田巌さん無罪確定へ 事件から58年 検察が控訴しない方針」、「検察が控訴しない方針を事件で亡くなった被害者の遺族に伝えたことがわかりました」と報道されました。
事件発生から58年後、死刑確定から44年後の無罪判決。
袴田巌さんの人生、姉のひで子さんの人生を思うとき、
この深刻で重大な人権侵害にたいし、どう責任をとるのか・・・警察、検察、有罪と判決した裁判所・裁判官の責任が重く重く問われています。
そして、再審法改正を怠った政府、法務省、国会の責任が重く重く問われています。
今日も超党派の「えん罪被害者のための再審法改正を早期に実現する議員連盟」で、日本弁護士連合会再審法改正実現本部の本部長代行の鴨志田祐美弁護士が、袴田巌さん無罪の判決で、警察、検察が有罪証拠としていたことに対し、3つのねつ造があったことが明記されたこと、通常審段階で裁判所に提出されなかった証拠が死刑確定から30年後に初めて開示されたこと、再審開始決定に対する検察官の抗告(不服申立て)で、再審開始決定から確定までに9年が経過してしまったことなどお話くださいました。
二度とこのような えん罪事件を起こさせないために
再審法改正はまったなしです。
動画は、10月2日、「袴田巖死刑囚救援議員連盟」院内集会での発言です。