衆議院本会議で石破茂内閣総理大臣の所信表明演説

石破総理「政治資金問題などにより失った国民の皆様からの信頼を取り戻し」

「裏金議員を公認したら信頼は取り戻せないぞ」の声。

 

石破総理「ルールを守る」

「防衛庁長官の時に憲法違反やってきたじゃないですか」との声（イラク戦争のときに、武装したアメリカ兵をイラク現地にピストン輸送した活動は、武力行使と一体化であり憲法9条1項に違反と名古屋高裁の判決に明記された。憲法違反の政策決定をしてきたのが当時、防衛庁長官だった石破氏）。

 

石破総理「『政治家のための政治ではない、国民のための政治』を実現してまいります。」

「じゃあ、予算委員会やりましょう！」「能登半島被災者のための補正予算通しましょう！」との声。主権者・国民の皆様に判断材料を与えないまま、解散総選挙をすることは、とても「国民のための政治」とは言えないですし、能登半島の被災者の方々に少しでも光が見えるようにする補正予算も緊急に求められています。

 

石破総理「政治を信頼していただくため、私自身も説明責任を果たし、更に透明性を高める努力を最大限していくことを固くお約束申し上げます。」

「石破派の裏金問題、説明してください。」「予算委員会開きましょうよ」との声。

 

石破総理　日米地位協定見直しについては一言もなし。

アメリカに自衛隊の基地を置くための地位協定見直しの可能性もあり、注意が必要

　沖縄県の皆様が要請しているような、公務中の行為には受け入れ国の法令は適用されない問題や特に緊急時の米軍施設などへの立ち入り権限、米軍による環境汚染の回復措置などの日米地位協定の見直しを行うべき。

 

石破総理「普天間飛行場の一日も早い全面返還を目指し、辺野古への移転工事を進めます」

「負担軽減になってないじゃないですか」との声。

　もともと石破氏は、２０１３年、米軍普天間基地の「県外移設」を公約していた沖縄県選出の自民党国会議員に「辺野古新基地容認」を強要し、「平成の琉球処分」と批判されている人物です。

 

石破総理「安全を大前提とした原子力発電の利活用」

世界でも有数の地震大国であり、安全ではないからこそ原発ゼロが求められています。福島第１原発事故の反省なし。

 

石破総理「医療・年金・子育て・介護など、社会保障全般を見直し、国民の皆様に安心していただける社会保障制度を確立します」

「骨太の方針」などで医療や介護の負担増の方向が閣議決定されていますが、それは撤回するんですね

 

石破総理「社会のあらゆる組織の意思決定に女性が参画することを官民の目標とし、達成への指針を定め、計画的に取り組みます」

「女性の閣僚少なすぎですよ（たった2人）」

 

石破総理「多様な人生の在り方、多様な人生の選択肢を実現」

「じゃあ、選択的夫婦別姓やりましょうよ。」との声。

　石破氏は、選択的夫婦別姓をやるようなことを言っていましたが、自公の連立政権合意に盛り込まず（※下の記事参照）

 

石破総理「憲法改正について、私が総理に在任している間に発議を実現していただくべく、今後、憲法審査会において、与野党の枠を超え、建設的な議論を行い、国民的な議論を積極的に深めていただくことを期待します。」

石破総理は、過去の戦争の反省を忘れた憲法9条2項削除、「国防軍」など恐ろしい改憲提案を撤回すべき。イラク戦争時、防衛庁長官として、憲法違反の決定を行ってきたことの重い重い責任をどう考えているのか

 

※表は、2024年10月4日付「　#しんぶん赤旗　」に掲載されたものです。