戦争中、名古屋の外国人強制収容所に収監されていたイタリアの世界的文学者、ダーチャ・マライーニさん(87)の戦争時の被害、決意を通じて、新たな戦争犠牲者を生まないように訴える『中日新聞』『東京新聞』の社説。
「権力者は犠牲を強いられる側の痛みを顧みません。新たな戦争犠牲者を生まないために、体験者の声に触れ、記憶を受け継ぎ、犠牲を強いられる側の視点や想像力を養うことが必要です。それは今を生きる私たちの責任なのです。」
「日本政府は強制収容した外国人被害者に謝罪していません。宮沢さんにも治安維持法の被害者にも、空襲被害者に対しても同様です。戦後日本は民間人の戦争被害を放置してきたのです。」
ダーチャさんが昨年に刊行した「Vita mia(私の人生)」の邦訳は今秋に出るとのこと。
しっかり学びたいと思います。
『東京新聞』社説 「終戦の日を前に 記憶を育て戦争に抗う」