もとむら伸子(日本共産党衆議院議員)-
レポート

石川県第41回災害対策本部員会議

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石川県第41回災害対策本部員会議で、被災自治体の市長さん、町長さんの発言をご紹介します。
 
🔷輪島市長 発言要旨
・感謝
・県の二次避難所からのバスの運行にも感謝
・前回と比べ避難所が6箇所減り、55カ所。避難者数は91人減り、1906人。より適切な支援を続けていくために避難所の集約に努めてまいりたい。(本村コメント―避難されている方々の思いに寄り添っていただきたい。)
・水道の復旧は、ようやく全体の49%。被害が思った以上にひどくて苦戦しているが、引き続き努力して水道の復旧を進めていきたい。
・建物の被害調査、全体の83%の2万5046棟が終了。今月中には一時調査は終了する予定。
・罹災証明書の交付については、27%の8061棟が終了。ただ残念ながら、二次調査希望割合が、27%出ており、引き続き交付、ならびに二次調査も一時調査の終了待たずに開始していきたい。
・東日本大震災では認められていたものが、今回は厳しいという話が出てきている。今日は具体的には言わないがいくつかあり、もう少し話をつめながらお願いをしていきたい。
 
2024年3月5日 石川県第41回災害対策本部員会議
🔷珠洲市長 発言要旨
・感謝
・県道の通行止めの箇所も応急復旧の箇所も急ピッチで進めていただいている。お陰様で、緊急車両のみに限ってだが、通行できるようになり、感謝。
・外浦の仁江地区、清水地区の土砂災害の復旧工事、国が権限代行していただけるということでありがたく思っているが、今現在も仁江地区、清水地区は危険な状況が続いている。これまで、その地区は全世帯が避難していたが、ここにきて自宅に戻る方も出てきた。本日13時をもって仁江地区の国道海側を除く22世帯と清水地区の仁江地区に隣接する3世帯について正式に避難指示を発出した。ただ、大谷地内等、同じように土砂災害の恐れがある地域があると思われる。これについても国土交通省と連携を密にして、エリアを特定して避難指示を発出するか早急に検討をしたいと思う。この件については、災害救助法ともかかわってくると思う。石川県としても対応のほど、お願いしたい。
 
2024年3月5日 石川県第41回災害対策本部員会議
🔷穴水町長 発言要旨
・避難者の数は367名、避難所の数は21箇所。
・LINEおよび電話の登録は716名。
・水道の復旧について、上水道については3月1日、本管すべて通水を確認した。断水を解消することができた。神戸市をはじめ支援自治体の方々には昼夜を問わず作業にあたっていただき、あらためて感謝申し上げる。しかしながら、宅内配管の被災により、まだ水道が使えない家庭があるのが現状。地区管理水道も完全に復旧していないエリアがあるので、町では支援を継続していく。
・断水解消に伴い、自衛隊の給水活動と炊き出しを終了することとなった。二か所で行われてきた入浴支援についても17日に1箇所終了予定。これまでの自衛隊のご支援に感謝。引き続き支援が必要な方が多くいらっしゃるので、ご支援のほどよろしくお願いしたい。
・罹災証明発行数は、住家については2456件、12月末時点の世帯数3564世帯の約68%。発行申請した分はすべて交付済み。非住家に関しては619件発行。住家の二時調査については、300件の申し込みがあり、167件調査済み。
・公費解体について2月21日より予約受付を開始した。昨日現在で456件の受付をした。今後、解体実施にむけて作業を進めていくが、今のところ、4月中旬に開始目途ということ。一日でも早く解体を進めたいと思うが、工程や手続きが複雑で、誰がどこでがんばれば早くなるのか、正直わからない。解体事業者自ら、町内で宿泊等拠点を探している状態など解決すべき課題がまだまだあるのではないかと考えている。4月中旬が1日でも2日でも早く実施できるようご指導をお願いしたい。
・3月4日より給食調理場2カ所のうち、向洋小の調理場を再開することができた。3月11日の給食提供にむけて現在準備中。課題としては従来2か所で3校分の給食を提供していたが、1か所で対応できるのか、また道路事情が悪く、材料が時間内に届くかなど検証して、11日の本格提供を目指していく。
 
2024年3月5日 石川県第41回災害対策本部員会議
🔷能登町長 発言要旨
・感謝
・避難者数501名で前回報告から170名の減。
・断水の解消は3377戸で通水率54%。今月中の断水解消を目指して全力で取り組む。
・道路の早期復旧について、町内では地震の液状化の影響で道路自体が沈下し、道路と宅地の段差が生じているケースが非常に多い。道路の沈下を止める事プラス道路高が決まらないと宅地等の修繕等に取りかかれる状態にないことになっている。再建に踏み切れない状態が続いている。道路と宅地の段差の解消をいち早くしていきたい。特段のご配慮をお願いしたい。
・仮設住宅のサポートセンターについて、石川県から仮設住宅内のサポートセンターの整備についてご提案をいただいたが、運動公園サッカー場には、すでに仮設住宅の着工がはじまっており、土木部と健康福祉部とで密に連携していただき。仮設住宅の工期に間に合うように対応を是非お願いしたい。当然のことですが、サポートセンターの運営もよろしくお願いしたい。
・一つの提案だが、短期的な職員の派遣について。現在、職員の中長期派遣についてご調整いただき、感謝。これまで石川県、支援自治体の皆様のご支援に感謝。今後も義援金の配布、各種受付事務、短期的な人的ニーズが生じることは間違いない。たとえば、短期的ニーズに対応できる県内市町の人材登録制度など人材派遣の枠組みがあれば、非常に助かる。県内からも人的支援を今後もご検討をお願いしたい。(本村コメント―どこの自治体もぎりぎりの職員数しかいないといざという時に機動的に応援に行けないことになるので、国は地方自治体の職員確保のための財源保障をするべき。加えて人員削減の圧力をかけないようにするべき。)
 
2024年3月5日 石川県第41回災害対策本部員会議
🔷七尾市長 発言要旨
・感謝
・避難者数は前回よりも151名減って600名。通水エリア広がったことと仮設住宅に入居された方がおられる。さらなる避難者数の減少には、仮設住宅のさらなる建設・完成が必要になってくるので、その点よろしくお願いしたい。
・罹災証明の申請件数15710件。罹災証明の発行件数11416件、72.7%の証明書の発行になっている。今、ようやく二次調査にも着手している。
・災害ボランティアの受付件数1458件、完了596件。ボランティアのニーズはまだまだ高まると思っている。片づけが終わらないと今後の復旧、復興につながらないと感じる。公費解体の方の受付等もスタートしているが、しっかりと解体を行ったり、修繕行ったり、そのあとに建設を行うことで、避難されている方々が、一日でも早く日常を取り戻すために全力で取り組むので、十分なご支援をよろしくお願いしたい。
 
2024年3月5日 石川県第41回災害対策本部員会議
🔷志賀町長 発言要旨
・避難所は前回報告より3施設減り、17カ所。避難者は69人減り、449人。
・罹災証明について、1次調査が11280棟を調査した。
・断水について3月2日土曜日に解消した。皆様のおかげで想定より1月近く早く解消した。感謝。
・「災害ごみ」について、町内2カ所、1日平均708台、持ち込みの「ごみ」の量は1日平均120トン。前回報告より少しずつ減少。
・ボランティアについて、ニーズの受付累計785件に対し、完了509件。65%の進捗。参加ボランティアの方々の累計人数は3000人を超え、3079人の方にボランティア活動に来ていただいた。
・被災建物へボランティア活動に入るための専門家の派遣を前回お願いしたが、対応していただいた。道の駅のトイレの修理をお願いしたが、それも仮設トイレで対応してもらった。引き続き、早急な復旧にむけてお願いしたい。
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