1月29日、ある自治体の避難所では、今月で炊き出しをやめるとの話・・・、引き続き、内閣府防災に3食保障を求めました。
先週も内閣府防災に外部委託も含んだ食事の提供を要請。
その時は、石川県や市に確認するとのことでした。
その回答を確認したところ、市は検討はしているが、やめると決めたわけではなかった・・・また改めて確認するとのこと。
内閣府防災からは、災害救助法の食事の提供の期間は延長できるとの話も聞きました。
2次避難所でも3食出ている所もあります。
1次避難所でも2次避難所でも1・5次避難所でも3食保障するべきです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以下は、
1月29日の石川県第31回災害対策本部員会議での被災自治体の市長さん、町長さんの発言要旨をご紹介します。
応援職員の方々の宿舎はなく、役場などで寝袋・・・。
被災者の方々も仮設住宅とともに支援者用の仮設宿舎も必要です。
輪島市長 発言要旨
・感謝
・昨日、中部、九州、四国、中国、北陸地方整備局のテックホースの皆様から、これまで進めていただていた市道の通行可能調査、孤立状況調査の結果を報告いただいた。
全部で1178区間のうち、調査が完了したのが922区間で、そのうち324区間、これは全体の35%が被災区間となり、被災箇所は489箇所となっている。今後、こうした被災箇所については、災害申請をしながら早期の普及を目指さなければならないが、マンパワーや資機材が不足している。つきましては、引き続きのご支援を何卒お願いしたい。
・避難者はピーク時の4分の1となり、3000人以下となった。
・また1.5、2次避難を今進めているが、実際の申し込み数は1925人、避難済みは1527人、79%。残りの待機者は398人。これまでの避難先の調整に感謝。引き続きのマッチングにご支援をお願い申し上げる。
・建物の被害認定調査、昨日まで1769棟の調査を完了。
・ライフライン、電気は、ほぼ立ち入り禁止のところ、立ち入りができないところ以外は、ほとんど電気は来ているような状況。
・水道については皆様の応援をいただきながら1日も早い復旧を目指しているが、現在、手間取っており、424戸通水、全体の4%になっている。
1月29日 石川県第31回災害対策本部員会議
珠洲市長 発言要旨
・感謝
・国道・県道については、これまで自衛隊、国土交通省、テックフォースの皆さん、土木部関係の皆さんが啓開、仮復旧に多大なご尽力に感謝。これまで道路をふさいでいた倒壊家屋を敷地に押し込んでいただくなど、これまで通れなかった道路が、この1週間でかなり通れるようになってきた。
・停電の復旧も随分進んできた。
・地元のスーパーであったり郵便局、そして、ここ最近は居酒屋も営業し、業務を再開し、少しずつではあるが、雰囲気が変わってきた、元気になってきたところが見受けられる。
・しかし、農協関係、農道が相当被害を受けているところが多々ある。
・石川県農林事務所関係の皆様におかれては復旧に向けた調査を進めていただいている。この春の作付けに間に合うように、できる限り迅速に対応をしてまいりたいと考えているので、ぜひ今後またご指導、ご支援をお願いしたい。
・ボランティアについて、珠洲市においても、2月1日から鉢ヶ崎の方で震災の廃棄物の受け入れを始めていく。そうしたところや、これまでも何回も申し上げているが、避難所の運営等、活動範囲を限定した上で、できるだけ早くボランティアの方にお越しをいただいて動いていただきたいという思い。珠洲市の社会福祉協議会の方もできればこの週末あるいは遅くとも来週にはボランティアを受けいれたいという思いがある。石川県社会福祉協議会との連携ということもあるが、何卒ご理解をいただきたい。
・危険な作業を避ける形で、少しでも動いていただくことが、やはりもう1カ月経つので、珠洲市で被災された方々の前を向く力になると思う。調整をお願いをしたい。
1月29日 石川県第31回災害対策本部員会議
穴水町長 発言要旨
・避難者数は1090名、避難所の数は32ヶ所。
・1.5次、2次避難者の数は95名。
・水道の復旧、上水道契約戸数の復旧率は38%。市街地エリアについては今月中の通水を目指して作業を続けたい。
・仮設住宅の申し込み状況だが、現在460軒。
・罹災証明に係る住家被害認定調査2063件が終了し、進捗率は34.4%。
・罹災証明の発行は273件、うち51.7%が半壊以上。
・町立学校は、本日から穴水小学校の授業を穴見中学校の校舎で再開することができた。
また本日、県教委の方に穴水小中学校の登校状況をご視察いただいた。
・今日、天候にも恵まれて、町内では自宅の片付け作業が非常に多く見受けられた。自宅前に「災害ごみ」が集められているが、なかなか運ぶことができないという方が非常に多くいる。ぜひ、ボランティアの力を借りて、早く運びたいという声も多く聞かれたので、ボランティアの受け入れについても引き続きご支援をお願いしたい。
・感謝
1月29日 石川県第31回災害対策本部員会議
能登町長 発言要旨
・感謝
・避難者数は992名、前日から32名減少。
・断水の解消は累計1052戸、復旧率は約17%。優先順位をつけながら復旧作業を進めているが、ここ数日は大きな進捗が見られず、足踏み状態が続いている状況。
・宿泊場所の確保、支援でお越しいただいている方々の宿泊場所として、本来は近隣の民宿や旅館等で、しっかりと疲れを取っていただきたいところではあるが、未だに多くの方々が役場などで寝袋でお休みになっておられる状況。今後も応援派遣の方々、そして事業、ボランティアの方々などを適切に受け入れることができる宿泊場所が必要であると感じている。町の方でも支援者向け宿泊可能な施設を一覧で公表しているが、いずれも満室状態で受け入れることができていない。町の方でもいろいろ模索をしているが、宿泊場所の確保についても引き続きのご支援をお願いしたい。
・町では、災害廃棄物処理また公費解体の事務に関して、2月中の開始に向けて今準備を進めているところ。これらの廃棄物について人手が必要になるので、応援県の皆さんにも相談をさせていただいているが、環境省、石川県さんの方からも人的支援をお願いしたい。
・本日の報道において、災害廃棄物の量が膨大であり、処理に何年も要するとの推計が記載をされた。当町はじめ、今後、廃棄物の運搬、処理が本格化していく中で、例えば処理する拠点を臨時的に設置するなどこれは調査で非常に時間がかかると思うが、運搬や処理が円滑に進むような仕組みの是非ご検討いただければ。
1月29日 石川県第31回災害対策本部員会議
七尾市長 発言要旨
・感謝
・知事に和倉温泉の現場や一本杉通り、避難所の方に視察していただいた。
本日より県水が送水されている浄水場の方もご覧いただいた。感謝。
・和倉温泉について、一体的に復旧するという心強いお言葉、温泉の関係者の皆様方が大変喜んでいると思う。
・断水の解消は、今回より191件減り、解消は6116件。率28.8%。1月中には3割、2月中には約8割の解消を目指したいしたい。断水が解消されることによって避難所におられる方が自宅で生活できる方は自宅へ、そしてまた仮設住宅や市営住宅等で生活を送っていただいて、非日常の生活から日常の生活に移れるようにしっかりとサポートしていきたい。
・二次避難所の希望者、309名に増え、そのうち避難済みの数が241人。
・1月31日には全小中学校、小学校10校、中学校4校、全て開校できる見込み。当面は午前中の授業。
・災害協力トイレマップというものを作成し、Googleに仮設トイレ、協力いただけるトイレを落とし込んで、ボランティアの皆様等がトイレに困ることないようなマップを作って、ボランティアの方に活用していただこうという取り組みを行っている。
1月29日 石川県第31回災害対策本部員会議
志賀町長 発言要旨
・感謝
・避難所について、通水状況の進展にともなって、避難者の方は少しずつ減り、現在973人、避難所の93ヵ所。少しずつ施設、避難者数ともに減ってきている。
・罹災証明について、土曜日、一昨日現在で2326棟の被災の調査を済ませている。想定12500棟に対して19%。本日より被災証明書の発行している。少し発行数が少なく、人員不足となっており、引き続きの人的支援をお願いしたい。
・断水の状況、全8800戸中、今55%が上水道の通水完了。下水ついては調査及び上下水道一体となった復旧を進めている。
・今ほど農水省さんからの報告があったとおり、調査の方は、人員が増強されるということで期待している。今後、さらに農業集落排水やコミュニティプラントとともに上下水道一体となった復旧が進むことを望んでいる。
・「災害ごみ」の仮置き場について、本日から2ヵ所目開設。先に開設した富来地域の仮置き場、志賀地域の仮置き場と共に稼働している。「災害ごみ」について、今後処理について専門部署を設けることを検討しているが、やはり人的、マンパワーが足りないという状況になっており、前にもお願い申し上げたが、改めて人員の長期派遣をぜひお願いしたい。
・本日、被災者、避難所から上がった要望をお伝えしたい。石川県獣医師会の被災ペットの移動診断をお願いしたいとのこと。輪島市では実施したと聞いている。今後、珠洲市、能登町でも予定と聞いている。ぜひ志賀町の方にも移動診断をお願いしたい。